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J-GLOBAL ID:201802222718876126   整理番号:18A0229924

カカオの生理機能とこれからの期待される応用 カカオとチョコレートの生産・流通・消費をめぐる現状と課題

著者 (1件):
資料名:
巻: 37  号:ページ: 122-131  発行年: 2017年 
JST資料番号: L0079A  ISSN: 1343-7836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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新興国の著しい経済発展により,近年チョコレートの需要量は上昇しており,世界的なカカオの供給不足が懸念されている。カカオが他の一次産品と異なるのは,原料そのものの輸出入で完結せず,チョコレートに加工するために食品業界が複雑に関わるからである。カカオの原産国は中南米であるが,生産拠点がアフリカにシフトした背景には,アフリカの植民地化,奴隷貿易の禁止,キリスト教の伝播,森林破壊問題がある。先進国のチョコレート消費量,消費額は多いが。減少又は微増にとどまるのに対し,中国,インド,ロシア,ポーランド,ウクライナ,北アフリカ諸国などの伸びは著しい。その他,ヨーロッパ諸国による植民地統治でアフリカ大陸における人々の移動をやめさせ,定住化させたのがカカオ栽培であること,筆者が行ってきたカメルーンにおけるカカオ生産について,1884年からのドイツ占領時代,1922年からの第一次世界大戦以後における大規模経営から小規模経営への移行,1960年の独立以後の労働力確保の問題,さらにカカオ生産の生態環境への影響,流通及び消費者の対応,などについて記述した。
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分類 (2件):
分類
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菓子  ,  食品の化学・栄養価 
引用文献 (39件):
  • 市川光雄 1991「ザイール,イトゥリ地方における物々交換と現金取引-交換体系の不斉合をめぐって」『文化を読む-フィールドとテクストのあいだ」谷泰編,48-77頁,人文書院.
  • 市川光雄 1997「文明を生んだ生態環境」『新書アフリカ史」宮本正興・松田素二編,48-62頁,講談社現代新書.
  • 小田英郎 1986『アフリカ現代史III-中部アフリカ』山川出版社.
  • 末原達郎編 1998『アフリカ経済』世界思想社.
  • 四方篝 2006「伐らない焼畑-カメルーン東南部の熱帯雨林におけるカカオ栽培の受容にみられる変化と持続-」『アジア・アフリカ地域研究』6(2):257-278頁.
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