文献

J-GLOBAL ID：201802222743562097   整理番号：18A1061779

CARATS Open Dataの分析による各巡航高度の選択率を ジェット気流を考慮して推算するモデルの研究

Study of Model to Estimate the Selectivity of Each Cruise Altitude Considering Jet Stream Using CARATS Open Data

著者 (3件)： 田村真規 (連絡先著者(Corresponding author) :masanori-tamura@asagi. waseda.jp) ,  田村真規 (早稲田大学大学院基幹理工学研究科機械科学専攻) ,  手塚亜聖 (早稲田大学理工学術院)
資料名： 日本航空宇宙学会論文集  (Journal of the Japan Society for Aeronautical and Space Sciences)
巻： 66  号： 3  ページ： 69-74(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： L3565A  ISSN： 1344-6460  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 将来の航空交通システムに対する長期ビジョンとしてCARATSが策定され,航空機運航に影響する天候現象の予測から飛行についての定量的制約条件までの変換が目論まれている。本論文においては,天候が航空機運航に影響を与える時,ジェット気流に焦点を当て,CARATSオープンデータおよびメソスケールモデル(MSM)を用いて各飛行のジェット気流と巡航高度の間の関係を調べている。結果が,29000フィート以下の垂直ウィンドシアより低い表面高度が飛行経路上で観察される時,ほぼすべての飛行は垂直ウィンドシアよりも低い高度を選択することを示している。より低い表面高度が30000フィートよりも高い時,垂直ウィンドシアよりも低い高度を選択した飛行の比率は増加する傾向である。しかしながら,この比率は高度方向における垂直ウィンドシアの厚みに依存して変化する。ウィンドシアが厚いほど,より低い高度を選択した飛行の比率は増加する傾向にある。この調査の結果に基づき,ジェット気流を考慮した各巡航高度の選択性を推定するためのモデルのフローチャートを創成した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 航空機 ,  *高さ ,  ジェット気流 ,  選択 ,  推定 ,  モデリング ,  ウインドシア
準シソーラス用語： 風シヤ ,  *飛行高度

著者キーワード (4件)： 航空交通管理 ,  CARTオープンデータ ,  ジェット流 ,  鉛直風シヤ

分類 (2件)： 航空交通管制・航法施設  (TE01030T) ,  運航技術  (QK05030K)

引用文献 (9件)：

• 1) 将来の航空交通システムに関する研究会:将来の航空交通システムに関する長期ビジョン~戦略的な航空交通システムへの変革~,2010, p. 1.
• 2) CARATS事務局:平成29年度におけるCARATSの主要な活動~重点的に取り組むべき施策~,2017, p. 3.
• 3) 東京航空地方気象台予報課:ジェット気流について,羽田空港WEATHER TOPICS 定期号,第18号,2012,pp. 1-2.
• 4) 公益財団法人日本航空機操縦士協会: Pilots Guidance 機長への道標,Ver. 4, 2014, pp. 189-190.
• 5) 岡 恵,福田 豊,ヒグラマシンハ ナヴィンダ キトマル,上島一彦:航空交通の運用データの一般公開と活用(その2)-データの座標変換方法等の改善-,第53回飛行機シンポジウム講演集,1D04, 2015, p. 1.

タイトルに関連する用語 (5件)： 分析 ,  選択率 ,  ジェット気流 ,  モデル ,  研究