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J-GLOBAL ID:201802222749989689   整理番号:18A1182061

チベット高原上の温熱条件に対するENSOの影響

Impact of ENSO on the Thermal Condition over the Tibetan Plateau
著者 (3件):
資料名:
巻: 96  号:ページ: 269-281  発行年: 2018年06月25日 
JST資料番号: G0095A  ISSN: 0026-1165  CODEN: JMSJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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提示した研究はチベット高原(TP)の温熱条件とENSO間の関係を調べることを目的とした。1987~2005年の11月から翌年4月のTP上の積雪水量(SWE)と11月の赤道東太平洋(EEP)の海面水温(SST)との間に有意な正の相関があった。11月のEEPのSSTは翌年4月のTP-SWEと最も有意に相関し,TP積雪に及ぼすENSOの累積効果を示唆した。エルニーニョ条件は,北アフリカ-アジアジェットに入る波列を形成することによってTP上で降雪量偏差をもたらし得たが,この影響がTP上の温熱条件を変動できるかには疑問がある。冬には,SWEとTP地表温度(TP温熱条件を代表する)との間に有意な負相関は殆ど無かった。これは,エルニーニョ期の降雪の冷却効果にも拘らず,TPの温熱条件がこのENSO影響によって起こされた降雪量偏差によって殆ど変化しないことを示唆した。逆に,先行するエルニーニョ条件は4月のSWEと5月のTP地表温度の上昇と関連する傾向があり,4月のSWEと5月と6月のTP地表温度の間に有意な正相関があった。ENSOは,過去の研究から全く異なる方法で,TP温熱条件に影響を及ぼす一部を果たす可能性がある。ENSO-TPの温熱条件の関係に基づく妥当な機構を提示した。この機構は,TP温熱条件に及ぼすENSOの直接的及び間接的影響,及び季節進行がこの関係において果たし得る役割を説明した。積雪のエージング及び地球温暖化の影響に関する諸問題も,特に,この機構に含めた。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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気候学,気候変動 
引用文献 (19件):
タイトルに関連する用語 (3件):
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