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J-GLOBAL ID：201802222756464768   整理番号：18A1366344

立方晶系から六方晶系までの可変パッキングを持つ一連のPb系超伝導体

A Family of Pb-based Superconductors with Variable Cubic to Hexagonal Packing

著者 (6件)： KONG Tai (Princeton Univ., NJ, USA) ,  GORNICKA Karolina (Gdansk Univ. Technol., Gdansk, POL) ,  GOLAB Sylwia (AGH Univ. Sci. and Technol., Krakow, POL) ,  WIENDLOCHA Bartlomiej (AGH Univ. Sci. and Technol., Krakow, POL) ,  KLIMCZUK Tomasz (Gdansk Univ. Technol., Gdansk, POL) ,  CAVA Robert J. (Princeton Univ., NJ, USA)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 87  号： 7  ページ： 074711.1-074711.9  発行年： 2018年07月15日 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本稿では,これまでに報告されていない3種類の超伝導体,BaPb₃,Ba_0.89Sr_0.11Pb₃,およびBa_0.5Sr_0.5Pb₃について述べる。これらの3つの材料は,SrPb₃と共に積層したPb面に基づく金属間超伝導体の持つ特徴的な等電子系列を形成し,金属ではほとんど見られないような六方晶から立方晶ペロブスカイト型の変化を示す結晶構造を形成する。超伝導転移温度(T_c)は全て同程度で,BaPb₃に対しては2.2K,Ba_0.89Sr_0.11Pb₃に対しては2.7K,Ba_0.5Sr_0.5Pb₃に対しては2.6K,そして以前に報告されたSrPb₃では2KのT_cが確認されている。この種の材料は中程度の結合強度を持つ超伝導体で,計算結果はFermiエネルギーにおける電子状態密度が主にPbにより寄与されることを示している。観測結果はPbの積層変動が超伝導に対してわずかな影響しか及ぼさないことを示唆している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *超伝導体 ,  結晶構造 ,  立方晶系 ,  六方晶系 ,  等電子系列 ,  *Fermi準位 ,  *ペロブスカイト型結晶 ,  *鉛化合物 ,  バリウム化合物 ,  ストロンチウム化合物 ,  積層構造 ,  *金属間化合物 ,  *転移温度
準シソーラス用語： 結合強度 ,  積層 ,  超伝導転移温度 ,  電子状態密度

分類 (1件)： 金属系超伝導体の物性  (BM04022R)

引用文献 (32件)：

• B. T. Matthias, Phys. Rev. 97, 74 (1955).
• B. Matthias, E. Wood, E. Corenzwit, and V. Bala, J. Phys. Chem. Solids 1, 188 (1956).
• C. Liu, T. Kondo, R. M. Fernandes, A. D. Palczewski, E. D. Mun, N. Ni, A. N. Thaler, A. Bostwick, E. Rotenberg, J. Schmalian, S. L. Bud’ko, P. C. Canfield, and A. Kaminski, Nat. Phys. 6, 419 (2010).
• B. T. Matthias, Prog. Low Temp. Phys. 2, 138 (1957).
• J. Paglione and R. L. Greene, Nat. Phys. 6, 645 (2010).

タイトルに関連する用語 (5件)： 立方晶系 ,  六方晶系 ,  可変 ,  Pb ,  超伝導体