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J-GLOBAL ID：201802222820591294   整理番号：18A0342640

彗星核の中赤外スペクトル【Powered by NICT】

Mid-infrared spectra of comet nuclei

著者 (5件)： Kelley Michael S.P. (Department of Astronomy, University of Maryland, College Park, MD 20742-2421, USA) ,  Woodward Charles E. (Minnesota Institute for Astrophysics, School of Physics and Astronomy, University of Minnesota, 116 Church Street S. E., Minneapolis, MN 55455, USA) ,  Gehrz Robert D. (Minnesota Institute for Astrophysics, School of Physics and Astronomy, University of Minnesota, 116 Church Street S. E., Minneapolis, MN 55455, USA) ,  Reach William T. (Universities Space Research Corporation, Stratospheric Observatory for Infrared Astronomy, MS 232-11, NASA Ames Research Center, Moffett Field, CA 94035, USA) ,  Harker David E. (Center for Astrophysics and Space Sciences, University of California, San Diego, 9500 Gilman Drive, La Jolla, CA 92093-0424, USA)
資料名： Icarus  (Icarus)
巻： 284  ページ： 344-358  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0552B  ISSN： 0019-1035  CODEN： ICEXA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： すい星核とD型小惑星は光学的および近赤外波長でのいくつかの類似性を持っている,特徴のない赤反射スペクトル,低アルベドを含む。これら特性に基づく鉱物同定は縮退で充満している,いくつかの一般的傾向を同定することができた。対照的に,中赤外におけるスペクトル放射率特性は,他の方法では達成可能でないかもしれないことを重要な組成情報を提供した。木星トロイのD型小惑星は著しくコマコメットに類似した放射率特性を持ち,それらが同じ組成を有し,トロヤ群小惑星の表面は高度に多孔質なことを示唆した。しかし,彗星と小惑星表面間の直接比較は,中赤外波長でのすい星の核のスペクトルの不足により可能とされていない。Spitzer宇宙望遠鏡上の赤外分光写真器で観測されたすい星10P/Tempel2および49P/Arend Rigauxの5 35μm熱放射スペクトルを示した。著者らの解析は,観測時の昏睡または尾部の証拠を明らかにしない,スペクトルはすい星核により支配されることが示唆された。近地球小惑星熱モデル(NEATM)を用いて各スペクトルを適合し,以前の値と一致しサイズを見出した。0.74 0.83,核のNEATMビームパラメータである木星ファミリーすい星母平均1.03±0.11の16 22μm測光から得られたものより系統的に低かった。はこの原因はスペクトル縮減のアーチファクト,または16μm近くの低放射率の結果である可能性を示唆した。スペクトルはNEATMモデルによって正規化すると,弱い10μmケイ酸塩プラトーが明らかであり,D型小惑星の中赤外スペクトルで見られるものに似た形状であった。けい酸塩プラトーもすい星9P/テンペル1の核の以前に公表されたSpitzerスペクトルで明らかである。木星トロイのDタイプ(624)Hektor,(911)アガメムノン及び(1172)Aneasのスペクトル,並びに七すい星コマのスペクトルで見られるそれらに見られるものとこれらのすい星核発光特徴,詳細を比較した。すい星コマは二つの異なる形状のけい酸塩の特徴を示し,台形,又は,丸み,後者は8~8.5μm近傍の発光増強に起因していた。Tempel[2,Arend Rigaux,Hektorの表面は最良の台形特徴を示すコマと一致し,コメット昏睡に類似したスペクトルを示すために,これらの標的の表面は高い多孔性を持たなければならないという仮説を促進させた。Tempel[2,Arend Rigaux,Hektor,Agamemnonのスペクトル中に存在し,15μmで放射率最小についても述べ,その起源は同定されていない。D型小惑星とすい星の間の組成類似性を議論し,著者らのデータによると,それらは初期太陽系における類似した起源を持つという仮説を支持する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 小惑星 ,  *彗星 ,  発光 ,  類似性 ,  波長 ,  アルベド ,  地球 ,  多孔性 ,  反射スペクトル ,  近赤外線 ,  ケイ酸塩 ,  測光 ,  *赤外線 ,  木星 ,  *スペクトル

著者キーワード (6件)： 彗星 ,  彗星核 ,  彗星組成 ,  赤外観測 ,  スペクトロスコピー ,  小惑星表面

分類 (1件)： 惑星  (DB04020E)

タイトルに関連する用語 (2件)： 彗星核 ,  中赤外スペクトル