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J-GLOBAL ID:201802222867723830   整理番号:18A1015625

平城宮跡のツバメの集団ねぐらにおいて観察されたツバメの白化個体の頻度

The frequency of albinism barn swallows, Hirundo rustica, observed in communal roost at the Nara Palace Site in Nara City
著者 (2件):
資料名:
号: 19  ページ: 55-61  発行年: 2018年03月20日 
JST資料番号: L6049A  ISSN: 2188-7187  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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奈良市平城宮跡におけるツバメ(Hirundo rustica)の集団ねぐら利用の季節変動とツバメの白化個体の観察を2012年から2017年に行った。2012年から2017年のツバメの集団ねぐらにおいてねぐら入りで観察した延べツバメ羽数は13,873,645羽で,年あたりの最大総個体数の概算の合計は280,000羽であり,6年間に延べ12回,4例のツバメの白化個体をねぐら入りで観察したことから,ツバメの白化個体の観察頻度は8.6×10-7~1.4×10-5と推定された。また,平城宮跡では春ねぐらにツバメの白化個体は観察されたことがなく,夏秋ねぐら形成時の終盤に見られた。このことから,本調査で見られたツバメの白化個体は日本へ渡って来た個体ではないと推測され,日本で生まれて渡りの途中で平城宮跡の集団ねぐらに立ち寄っていると考えられた。ツバメの白化個体を天然の標識として観察したところ,ツバメの白化個体は連日ほぼ同じ位置で就塒していたことから,他のツバメでも同様にねぐら入りする位置はねぐら内でだいたい決まっていると推測された。さらに,2015年9月12日に名張市でアルビノのツバメが観察され,今度は9月15日と16日に平城宮跡でも白化個体が観察できたことから,この間に同一の白化個体が名張市(三重県)から平城宮跡に飛来したと推測される。渡りの時期には東からやって来たツバメは数日滞在してすぐに渡去してしまうのだろう。(著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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個体群生態学 

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