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J-GLOBAL ID：201802223250445119   整理番号：18A2044015

28Cr-2.5C-1W鋳鉄のミクロ組織と焼戻挙動【JST・京大機械翻訳】

Microstructure and Tempering Behaviour of 28Cr-2.5C-1W Cast Irons

著者 (4件)： Yeekew Sasitorn (Naresuan University, Department of Physics, Faculty of Science; Phitsanulok, Thailand, 65000) ,  Wiengmoon Amporn (Naresuan University, Department of Physics, Faculty of Science; Phitsanulok, Thailand, 65000) ,  Chairuangsri Torranin (Panyapiwat Institute of Management; Nonthaburi, Thailand, 11120) ,  Pearce John T.H. (Panyapiwat Institute of Management; Nonthaburi, Thailand, 11120)
資料名： Solid State Phenomena  (Solid State Phenomena)
巻： 283  ページ： 116-123  発行年： 2018年 
JST資料番号： T0583A  ISSN： 1012-0394  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,公称28wt%Cr高クロム鋳鉄のミクロ組織と硬度に及ぼす1wt%タングステン添加と焼戻時間の変化の影響を調べた。鋳放し試料を1050°Cで4時間不安定化し,空気冷却で硬化した。脱安定化後の焼戻しを450°Cで2,4及び6時間行い,続いて空気冷却した。X線回折,光学顕微鏡および走査電子顕微鏡を用いて,鉄の微細構造を特性化した。その結果,W添加なしの鉄の鋳放しミクロ組織は,共晶M_7C_3を有する一次オーステナイト樹状突起から成り,共晶オーステナイトは部分的にマルテンサイトに変態することを示した。1wt%W添加による鉄は,オーステナイトマトリックスにおいて一次M_7C_3と共晶M_7C_3を含んだ。両鋳鉄におけるオーステナイトマトリックスの不安定化処理は,二次炭化物の析出と空気冷却中のマルテンサイトへの変態を可能にした。共晶M_7C_3の相変態もW添加により鉄中に見出された。1wt%W鉄における一次M_7C_3の形成は,鋳放しマクロ硬度を500(W)から576HV_30に増加させた。二次炭化物析出がオーステナイトを本質的にマルテンサイトマトリックスに変態させるので,脱安定化は最大736(W)と780HV_30(1wt%W)までマクロ硬度を増加させた。より長い焼戻時間では,マクロ硬度は約820HV_30までさらに増加した。Copyright 2018 Trans Tech Publications Ltd. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： オーステナイト ,  X線回折分析 ,  炭化物 ,  *焼戻 ,  鋳放し ,  走査電子顕微鏡 ,  微細構造 ,  マルテンサイト ,  *鉄 ,  共晶 ,  電子顕微鏡観察 ,  キャラクタリゼーション ,  空気冷却 ,  硬度 ,  *鋳鉄
準シソーラス用語： 不安定化 ,  高クロム鋳鉄 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： タングステン ,  熱処理 ,  微細構造 ,  高クロム鉄

分類 (2件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  機械的性質  (WB02030U)

タイトルに関連する用語 (4件)： 鋳鉄 ,  ミクロ組織 ,  焼戻 ,  挙動