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J-GLOBAL ID：201802223320205807   整理番号：18A2020024

アンモニウムベタインの化学:選択的有機変換のためのイオン対触媒反応への応用

Chemistry of Ammonium Betaines: Application to Ion-Pair Catalysis for Selective Organic Transformations

著者 (2件)： URAGUCHI Daisuke (Nagoya Univ., Nagoya, JPN) ,  OOI Takashi (Nagoya Univ., Nagoya, JPN)
資料名： 有機合成化学協会誌  (Journal of Synthetic Organic Chemistry, Japan)
巻： 76  号： 11  ページ： 1144-1153  発行年： 2018年11月01日 
JST資料番号： F0383A  ISSN： 0037-9980  CODEN： YGKKAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カチオンとアニオンの協同的触媒反応,すなわちイオン対触媒反応,を実現するための分子内イオン対触媒としてアンモニウムベタインを開発した。キラルなアンモニウムイオンの立体制御能力と対アリールオキシラートイオンの機能の組み合わせは,二官能性有機塩基触媒反応とイオン性求核触媒反応を可能にし,それは厳密な立体化学的制御による種々の有機変換を容易にする。さらに,塩基性アリールオキシラートのパートナーとして単一電子受容カチオンを用いることにより,プロトン結合電子移動(PCET)の能力を有する化学的酸化還元触媒の開発が可能になった。本研究は,選択的有機合成におけるイオン対触媒反応の力を示し,したがって,この分野におけるさらなる研究を刺激する可能性がある。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *第四アンモニウム ,  *アミノカルボン酸 ,  *双性イオン ,  触媒活性 ,  塩基触媒反応 ,  Mannich反応 ,  アルドール反応 ,  アザ-Henry反応
準シソーラス用語： Mannich型反応 ,  *アンモニウムベタイン

分類 (1件)： その他の触媒  (CB06123Z)

引用文献 (97件)：

• 1) Dolling, U.-H.; Davis, P.; Grabowski, E. J. J. J. Am. Chem. Soc. 1984, 106, 446.
• 2) Brak, K.; Jacobsen, E. N. Angew. Chem. Int. Ed. 2013, 52, 534.
• 3) (a) Jones, R. A. in Quaternary Ammonium Salts: Their use in Phase-Transfer Catalysis; Academic Press: London, U.K., 2001.
• (b) Asymmetric Phase Transfer Catalysis; Maruoka, K., Ed.; Wiley-VCH: Weinheim, Germany, 2008.
• (c) Ooi, T.; Maruoka, K. Angew. Chem. Int. Ed. 2007, 46, 4222.

タイトルに関連する用語 (6件)： アンモニウム ,  ベタイン ,  化学 ,  イオン対 ,  触媒反応 ,  応用