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J-GLOBAL ID：201802223979319494   整理番号：18A1229017

津波即時予測における沖合津波観測点配置の影響

EFFECT OF OFFSHORE TSUNAMI GAUGE CONFIGURATION ON ACCURACY OF TSUNAMI REAL-TIME PREDICTION

著者 (1件)： 小池信昭 (和歌山工業高等専門学校 環境都市工学科)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_439-I_444(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： まずS-net観測点網でEnksを用いて津波即時予測をしてもDONET2の場合と同程度の予測精度が出るかどうかを検証した結果,観測時間5分の場合ほぼ同程度の精度で予測できることがわかった.次にS-netの情報が地域ごとに入手できない場合を想定してその影響を調べた結果,出力地点から最低47kmの範囲内に情報が入手できる観測点がない場合にはその地点での予測精度は落ち,また津波波源の位置によって情報が入手できない観測点を津波が伝播して出力地点に到達する場合にも予測精度は落ちることが示唆された.さらに海溝軸付近の断層のずれが大きい地域だけに観測点を配置しても高精度で予測はできず,逆にその場所に観測点がなくてもそこから伝播した津波が陸側の観測点で観測されれば予測精度は悪くならないことが示唆された.(著者抄録)

シソーラス用語： *津波 ,  予測 ,  実時間処理 ,  観測所 ,  配置問題 ,  *観測網
準シソーラス用語： S-net ,  沖合津波 ,  *津波予測

著者キーワード (5件)： tsunami ,  Enks ,  real-time forecast ,  S-net ,  observation point configuration

分類 (1件)： 海洋物理学一般  (DC06010K)

引用文献 (7件)：

• 1) 小池信昭:アンサンブルカルマンスムーザーを用いた津波即時予測の高精度化,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 72, No. 2, pp. I_367-I_372, 2016.
• 2) 対馬弘晃,平田賢治,林豊,前田憲二,尾崎友克:沖合津波観測点配置の違いが逆解析に基づく近地津波予測の精度に与える影響,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 68, No. 2, pp. I_211-I_215, 2012.
• 3) 相田勇:三陸沖の古い津波のシミュレーション,東京大学地震研究所彙報,Vol. 52, pp. 71-101, 1977.
• 4) Kanamori, H. : Mechanism of tsunami earthquakes, Phys. Earth Planet. Inter., Vol. 5, pp. 426-434, 1972.
• 5) 佐竹健治,行谷佑一,山木滋:石巻・仙台平野における869年貞観津波の数値シミュレーション,活断層・古地震研究報告,No. 8, pp. 71-89, 2008.

タイトルに関連する用語 (4件)： 津波 ,  予測 ,  沖合 ,  津波観測