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J-GLOBAL ID:201802224001097153   整理番号:18A0421160

ゼブラフィッシュの軸形成における母性wnt8a転写物の役割【Powered by NICT】

Roles of maternal wnt8a transcripts in axis formation in zebrafish
著者 (11件):
資料名:
巻: 434  号:ページ: 96-107  発行年: 2018年 
JST資料番号: C0522A  ISSN: 0012-1606  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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初期ゼブラフィッシュ発生において,背側軸形成のためのプログラムは受精後すぐに始まる。以前の研究は,背側決定因子(DD)は植物極に局在し,微小管依存的に背側割球に輸送されることを示唆した。DDは正準Wnt経路を活性化し,背側軸形成に必要であることが背側特異的遺伝子を誘導する。wntファミリー遺伝子のなかで,唯一wnt8a mRNAは卵母細胞の植物極への局在と背軸を誘導することが報告されている,Wnt8a候補DDであることを示唆した。母体wnt8aの役割を明らかにするために,転写活性化因子様エフェクターヌクレアーゼ(TALEN)によるwnt8a変異体を作製し,生殖細胞系列置換による接合,母体,母体接合wnt8a変異体を確立した。ゼブラフィッシュwnt8aはゲノムに位置する縦列であることを二個のオープンリーディングフレーム(OR F1とORF2)を持っていた。接合ORF1またはORF2wnt8a変異体はほとんど軸形成は欠陥を示したが,OR F1/2複合変異体は前背側化表現型を示し,OR F1とORF2は腹側外側および後組織形成において重複した役割を持つことを示した。予想に反して,母体wnt8a OR F1/2変異体は軸形成欠陥を示さなかった。母性-接合子wnt8a OR F1/2変異体は接合子変異体より重度の前背側化表現型を示した。これらの結果は,母性wnt8aは初期背側決定には必須ではないが,腹側外側および後組織形成のための接合子wnt8aと協調することを示した。最後に,母性wnt遺伝子を再検討し,Wnt6aは代替候補DDであることを見出した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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