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J-GLOBAL ID：201802224200714591   整理番号：18A1891866

安全な歩行経路設計問題に対する階層ネットワーク定式化

A layered network formulation for the safe walking route design problem

著者 (3件)： TANAKA Ken-ichi (Department of Administration Engineering, Keio University) ,  MIYASHIRO Ryuhei (Institute of Engineering, Tokyo University of Agriculture and Technology) ,  MIYAMOTO Yuichiro (Department of Information and Communication Sciences, Sophia University)
資料名： Journal of Advanced Mechanical Design, Systems, and Manufacturing (Web)  (Journal of Advanced Mechanical Design, Systems, and Manufacturing (Web))
巻： 12  号： 3  ページ： JAMDSM0065(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0027A  ISSN： 1881-3054  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本報では,学校から家庭までの子供の安全な歩行経路を設計するための数学的な最適化モデルを提唱した。著者らは既存の2目的問題,すなわち全ての子供にとっての学校から家庭までの歩行中の全リスクと,総経路距離の両方を最小化する,安全な歩行ルート設計問題に焦点を当てた。当初の課題は,全ての子供に関係する経路が,学校を起点とし,外に向かって伸びたツリー状の経路を形成することを前提としていた。しかし,この前提では子供達に関係するサイクルを含むような解を排除してしまう。本報では,当初のネットワークから構築されたグラフが階層ネットワークを用いることにより,外に向かって伸びたツリー状であるという前提をいかに緩和するかについて検討した。リスク目標を低減することを強調するとき,階層ネットワークの定式化を用いることにより,当初の定式化によるものより優れた目標値が得られるいくつかの解を得ることができた。これらの結果はまた,新しい定式化がリスク目標と距離目標の最小化が適当にバランスしたとき,同様の外に向かって伸びたツリー状の解を生み出すことを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 経路 ,  *順路問題 ,  距離 ,  *安全性 ,  交通事故 ,  減少 ,  ネットワーク ,  *設計 ,  最適化 ,  整数計画法
準シソーラス用語： *ネットワーク設計 ,  リスク低減 ,  階層ネットワーク ,  *経路問題 ,  歩行距離 ,  *歩行者安全

著者キーワード (5件)： 安全な歩行経路設計問題 ,  子供の道路安全 ,  ネットワーク設計 ,  整数計画法 ,  層状ネットワーク

分類 (2件)： 自動車事故,交通安全  (TB01050G) ,  ネットワーク法  (KA03040X)

引用文献 (11件)：

• Berman, O., Drezner, Z. and Wesolowsky, G. O., The facility and transfer points location problems, International Transactions in Operational Research, Vol. 12, (2005), pp. 387-402.
• Bögl, M., Doerner, K. F. and Parragh, S. N., The school bus routing and scheduling problem with transfers, Networks, Vol. 65, (2015), pp. 180-203.
• Chalkia, E., Salanova Grau, J. M., Bekiaris, E., Ayfandopoulou, G., Ferarini, C. and Mitsakis, E., Safety bus routing for the transportation of pupils to school, In Yannis, G. and Cohen, S. (eds.): Traffic Safety, 2016, ISTE and John Wiley & Sons.
• Geospatial Information Authority of Japan, Digital Map 2500 (Spatial Data Framework), CD-ROM, (2006).
• Malucelli, F., Nonato, M. and Tresoldi, E., Optimization based planning of Pedibus lines: an arc based approach, Transportation Research Procedia, Vol. 27, (2017), pp. 760-767.

タイトルに関連する用語 (5件)： 歩行 ,  経路 ,  設計 ,  階層ネットワーク ,  定式化