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J-GLOBAL ID:201802224230986214   整理番号:18A0736164

現場観測データを用いた北西太平洋域海洋データ同化システムの流速場の検証

著者 (3件):
資料名:
巻: 84  ページ: 77-96 (WEB ONLY)  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0395A  ISSN: 2758-1381  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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日本沿岸海況監視予測システムのプロトタイプとして開発した北西太平洋域4次元変分法海洋データ同化システムによる長期再解析データFORA-WNP30について,海洋気象観測船による100m深と400m深の現場観測データと比較することで流速場の再現性を検証した。日本海の400m深を除き流速場は概ね良く再現されており,本州南方,東シナ海,黒潮続流域という西岸境界流を含む海域で特に再現性が良好であった。同化手法及び同化データの異なる再解析データと比較することで,流速,流向ともFORA-WNP30の再現性が最も良く,個別の観測例でも良好な再現性が示された。これは4次元変分法により黒潮・黒潮続流の蛇行や中規模渦など比較的小さな時空間規模の現象の再現性が向上していることを示唆している。再解析データの流速場を海洋変動の再現性の視点で評価すると,黒潮続流域における渦運動エネルギー(EKE)の平均値やその変動は衛星海面高度計データの有無による差が大きいが,本州南方海域においてはEKEに衛星海面高度計データの有無による明瞭なギャップは見られず,黒潮流路等の再現性の年代による差は小さいものと考えられる。(著者抄録)
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分類 (1件):
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海洋の構造・力学・循環 
引用文献 (18件):
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  • 平原幹俊・檜垣将和・桜井敏之・小林健作・小林煕 (2017):瀬戸内海監視予測システムの概要.測候時報, 84, 33-59.
  • 石崎士郎・曽我太三・碓氷典久・藤井陽介・辻野博之・石川一郎・吉岡典哉・倉賀野連・蒲地政文(2009): MOVE/MRI.COM の概要と現業システムの構築.測候時報, 76, 特別号, S1-S15.
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