抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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船員の高齢化や船員数の減少により,避航操船を含む当直作業の自動化が検討され始めている。他船の衝突危険度は,様々な指標が提案されているが,実用的な自動避航アルゴリズムには至っていないのが現状である。一方,Obstacle Zone by Target(OZT)は相手船による妨害ゾーンを算出することが可能であり,自動避航アルゴリズムに応用できると考えられる。OZTを用い自動避航アルゴリズムを検討するにあたり,OZT遭遇の特徴を事前に把握しておく必要がある。本研究は,過去1年分のAISデータから,OZTを用いて船舶が避航する必要のある状況を抽出し,その時のOZT遭遇の特徴を分析した。その結果,東京湾周辺海域(沿岸域)においてOZTを用いた自動避航アルゴリズムを構築するにあたり,1隻から10隻までのOZT遭遇を考慮すると,避航する必要のあるケースの約98%を網羅できることが明らかとなった。(著者抄録)