抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:外科手術後の急性肺塞栓症(PE)は手術後のハイリスク合併症であり、死亡率は極めて高い。本文では、各項目の危険因子及び抗凝固治療が術後PEの転帰に与える影響を分析することにより、その予防と治療のために臨床的根拠を提供することを目的とする。方法:鄭州大学第一付属病院の2011年3月から2014年4月までの間に入院したヘリカルCT肺動脈造影検査による急性PEと診断された94例の患者を回顧性分析した。その他のPE危険因子を合併する状況により、PE患者をA組(他のPEの危険因子を合併しない)とB組(その他のPE危険因子を合併する)に分けた。2つのグループの患者の血栓危険因子、発病時の関連検査結果[血圧、呼吸周波数、心拍数、血液ガス分析、血清D-ダイマー及びB型ナトリウム利尿ペプチド(BNP)結果]及び治療方法、出血合併症、疾患転帰などの臨床資料を比較した。【結果】A群における平均酸素分圧は,B群におけるそれらより有意に高かった(87.36±23.06mmHg対74.43±24.7mmHg,P<0.05)。B群の血清BNP濃度はB群より有意に低く(945.64±1407.64)pg/mL vs(2639.14±4070.38)pg/mL,P<0.05),B群の抗凝固療法率はA群より有意に低かった(P<0.05)。統計的有意差が認められた(90%対100%,P<0.05)。患者の死亡リスクは,A群のそれより高かった(P<0.05)。抗凝固療法と血栓溶解療法は,出血の合併症と有意な相関があった(P<0.05)。抗凝固療法は,死亡率と負の相関があった(P<0.05)。しかし,腫瘍,BNP上昇,低酸素血症,低血圧と死亡率との間に正の相関があった(r=0.448,r=0.211,r=0.369,r=0.200,P<0.05)。結論:急性PE患者の外科手術後の抗凝固、血栓溶解治療は出血合併症と関係がある。抗凝固療法は外科手術後の急性PE患者の死亡リスクを低下させることができる。しかし、腫瘍、BNPの上昇、低酸素血症、低血圧はこの患者の死亡リスクを増加させる。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】