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J-GLOBAL ID:201802225040829216   整理番号:18A1128375

インドール-3-カルビノール(I3C)はマウス乳房腺癌細胞のドキソルビシン(DOX)に対する感受性を増強し,血管新生の阻害およびミトコンドリアのアポトーシス経路の調節を介してドキソルビシン(DOX)に対する感受性を増強する【JST・京大機械翻訳】

Indole-3-Carbinol (I3C) enhances the sensitivity of murine breast adenocarcinoma cells to doxorubicin (DOX) through inhibition of NF-κβ, blocking angiogenesis and regulation of mitochondrial apoptotic pathway
著者 (5件):
資料名:
巻: 290  ページ: 19-36  発行年: 2018年 
JST資料番号: H0058B  ISSN: 0009-2797  CODEN: CBINA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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種々の疫学的および前臨床研究は,既に天然に存在するグルコシノレート分解産物インドール-3-カルビノール(I3C)の癌化学予防能および悪性細胞に対する選択的細胞死を誘導する能力を確立している。したがって,本研究の目的は,インドール-3-カルビノール(I3C)の同時使用により,ドキソルビシン(DOX)誘導毒性の治療効果と予防を改善することである。本研究では,乳房腺癌(Ehrlich腹水癌)に誘導された固形腫瘍を有する固形腫瘍を単独で投与し,同時にDOX(5mg/kg体重,i.p.)との併用および前処置スケジュールにおいて,I3Cを投与した(Ehrlich腹水癌)。結果は,I3CとDOXの同時投与が,腫瘍サイズの減少と宿主生存性の強化により証明されたように,治療効果を有意に改善することを示した(P<0.05)。I3Cの経口投与は腫瘍細胞と心臓組織の両方におけるNF-κβの発現を有意に阻害し,腫瘍細胞致死と毒性に関して治療結果を最大化した。加えて,I3Cは抗アポトーシス蛋白質Bcl-2の発現をダウンレギュレーションし,Bax,チトクロームc,カスパーゼのような分子を上方制御することによりDOX治療に腫瘍細胞を感作し,PARP切断とアポトーシスを誘導した。VEGF-AとMMP-9の血清レベルの減少に伴う血管新生の有意な阻害は,さらにI3Cによって達成される感作に寄与する。さらに,I3Cは,Nrf2/ARE経路の調節を介してDOX誘導毒性を減弱させ,心臓組織における細胞保護蛋白質HO-1,NQO1およびGSTπの発現を促進することにより,さらなる宿主生存の利点を提供することも見出した。加えて,I3Cは心臓組織におけるNF-kβ,iNOS,COX-2およびIL-6のダウンレギュレーションによりDOX誘導炎症を有意に減弱した。従って,本研究は,抗癌効果を増強し,宿主への毒性を減少させることにより,DOXと併用したI3Cの治療的利点を明確に示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (3件):
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腫ようの実験的治療  ,  抗腫よう薬の基礎研究  ,  生物薬剤学(基礎) 
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