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J-GLOBAL ID：201802225317370786   整理番号：18A1845195

積層ゴム支承のゴム層と内部鋼板の接着層における劣化メカニズムの推定

著者 (3件)： 坂本直太 (阪神高速技術) ,  向井梨紗 (阪神高速道路) ,  篠原聖二 (阪神高速道路)
資料名： 高速道路と自動車  (Expressways and Automobiles)
巻： 61  号： 10  ページ： 17-21  発行年： 2018年10月01日 
JST資料番号： F0048A  ISSN： 0287-2587  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・阪神高速道路で供用後27年経過した積層ゴム支承にき裂等の損傷を発見,新規製作した同設計の支承との比較でせん断耐力の大幅な低下が判明。
・劣化支承と新規製作支承をウォータージェットで切断・解体し鋼板の腐食・剥離等の状況を比較すると伴に,劣化支承のゴム内部や接着面のX線分析で塩化物の浸透状況を調査。
・ゴムと鋼板の接着層の劣化が剪断耐力低下の原因と推定されたため,接着面を模した供試体に対する促進試験で経年劣化のメカニズム解明を試行。
・温度は70と35°Cで,塩水噴霧の有・無の条件下で引張り剪断試験を実施。
・鋼板の腐食で接着層に腐食反応生成物が出来て劣化し,剪断耐力が低下した可能性が判明。

シソーラス用語： 都市高速道路 ,  支点 ,  層 ,  *剪断強さ ,  加速試験 ,  劣化 ,  金属腐食
準シソーラス用語： *経年劣化 ,  鋼材腐食 ,  阪神高速道路 ,  *積層ゴム支承 ,  接着層 ,  促進試験 ,  剪断耐力

分類 (2件)： 構造細目,橋梁付帯設備  (RC06070M) ,  橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X)

引用文献 (5件)：

• 林訓裕・足立幸郎・五十嵐晃・党紀・濱野真彰・東出知大「積層ゴム支承の経年劣化損傷が残存性能に与える影響検討」, 『第17回性能に基づく橋梁等の耐震設計に関するシンポジウム講演論文集』, 2014.7。
• 林訓裕・足立幸郎・上田勝久・肥田肇・坂本直太・五十嵐晃「経年劣化ゴム支承の耐震性能低下に関する確認試験」, 『第18回性能に基づく橋梁等の耐震設計に関するシンポジウム講演論文集』, 2015.7。
• 飯泉信吾 「腐食環境におけるゴム/金属加硫接着体の耐久性」, 『日本ゴム協会誌』 第65巻, pp.96-104, 1992。
• 横井浩, 奥本忠興, 竹内勝政, 今井英幸 「天然ゴム-鋼板接着物の腐食劣化特性」, 『日本ゴム協会誌』 第67巻, pp.198-206, 1994。
• 坂本直太・向井梨紗・篠原聖二「積層ゴム支承のゴムと内部鋼板の接着層における経年劣化特性の評価」, 『第19回性能に基づく橋梁等の耐震設計に関するシンポジウム講演論文集』, 2016.7。

タイトルに関連する用語 (6件)： 積層ゴム支承 ,  ゴム層 ,  鋼板 ,  接着層 ,  メカニズム ,  推定