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J-GLOBAL ID：201802225389286724   整理番号：18A1805861

海洋堆積物中のバナジウムのスペシエーションを調べるためのシンクロトロンX線分光法:限界と機会【JST・京大機械翻訳】

Synchrotron X-ray spectroscopy for investigating vanadium speciation in marine sediment: limitations and opportunities

著者 (7件)： Bennett William W. (Environmental Futures Research Institute, School of Environment and Science, Griffith University, Southport, Queensland 4215, Australia. [e-mail]) ,  Lombi Enzo ,  Burton Edward D. ,  Johnston Scott G. ,  Kappen Peter ,  Howard Daryl L. ,  Canfield Donald E.
資料名： Journal of Analytical Atomic Spectrometry  (Journal of Analytical Atomic Spectrometry)
巻： 33  号： 10  ページ： 1689-1699  発行年： 2018年 
JST資料番号： C0770C  ISSN： 0267-9477  CODEN： JASPE2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： バナジウム(V)は環境中の多くの酸化状態に存在し,地球の海洋における現代と古代の酸化還元条件の両方の有用な化学トレーサとなる可能性がある。しかし,酸化還元トレーサーとしてのVの使用は海洋システムにおけるV地球化学の包括的理解に依存し,それは海洋堆積物におけるその固相スペシエーションを正確に測定する能力を必要とする。ここでは,現代の沿岸海洋堆積物におけるVのスペシエーションを研究するために,バルクおよびマイクロ集束シンクロトロンX線分光法の両方の最初の評価を報告する。バルクX線吸収端構造(XANES)スペクトルから抽出した前縁ピーク領域の半定量的スペクトル解析により,堆積物試料中のVの平均酸化状態を~3.5と決定し,V(III)とV(IV)の混合物を示した。XANESスペクトルの信号対雑音比は十分に高くなく,通常用いられる線形結合フィッティング法による正確な定量分析を可能にした。また,走査型X線蛍光顕微鏡(SXFM)による高分解能元素マッピングは,堆積物中の可能なVホスト相を分解するための有用な相補的地球化学情報を提供するが,それらの蛍光発光線の近接性によりVとTiを区別する能力が制限されることを実証した。本研究は,海洋堆積物におけるVスペシエーションを研究するためのX線分光法の実用的限界と機会を強調し,新しい元素または試料タイプを研究するためにそれらを適用する前にX線分光技術を包括的に評価することの重要性を強化する。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *シンクロトロン ,  *スペシエーション ,  高分解能 ,  地球化学 ,  スペクトル解析 ,  *バナジウム ,  *X線 ,  地球 ,  XANES ,  SN比 ,  *海洋 ,  チタン ,  固相 ,  酸化還元反応
準シソーラス用語： 酸化状態 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 鉱物・岩石・鉱石の物理分析  (CC03090Y)

タイトルに関連する用語 (7件)： 海洋堆積物 ,  バナジウム ,  スペシエーション ,  シンクロトロン ,  X線分光法 ,  限界 ,  機会