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J-GLOBAL ID：201802225691472683   整理番号：18A1229468

変性コラーゲンを鋳型に用いた多孔質シリカの合成

Synthesis of Porous Silica by Using Denatured Collagen as a Template

著者 (7件)： 道志智 (地方独立行政法人大阪産業技術研究所 和泉センター 高分子機能材料研究部) ,  塚本啓司 (新田ゼラチン(株) 総合研究所 バイオマテリアルグループ) ,  伊田寛之 (新田ゼラチン(株) 総合研究所 バイオマテリアルグループ) ,  高土尚平 (大阪府立大学大学院工学研究科) ,  峯真也 (大阪府立大学大学院工学研究科) ,  堀内悠 (大阪府立大学大学院工学研究科) ,  松岡雅也 (大阪府立大学大学院工学研究科)
資料名： 材料  (Journal of the Society of Materials Science, Japan)
巻： 67  号： 6  ページ： 598-602(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： F0385A  ISSN： 0514-5163  CODEN： ZARYA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： テンプレートとして変性コラーゲンを用いて多孔質シリカを合成した。変性コラーゲン(DC-PS)を用いて合成した多孔質シリカの形状,細孔特性,合成機構を,鋳型としてコラーゲン線維(CF-PS)を用いて合成したものと比較した。走査電子顕微鏡観察から,DC-PSは数μmの粒子が凝集した構造を有することが分かった。また,多孔質シリカの多孔質特性を評価するために,N₂吸着/脱着等温線測定を行い,DC-PSとCF-PSの両方がミクロ細孔のみを有することを明らかにした。Saito-Foley法を用いたミクロ細孔の詳細な解析は,DC-PSの細孔径分布がCF-PSのそれより狭いことを明らかにした。さらに,シリカ源は熱重量分析によりコラーゲン線維よりも変性コラーゲンと容易に相互作用することを明らかにした。これらの結果は,コラーゲン分子の配列がシリカの多孔質特性に影響することを示唆した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *多孔質体 ,  *二酸化ケイ素 ,  *コラーゲン ,  化学合成 ,  鋳型反応 ,  細孔 ,  細孔径分布 ,  多孔性 ,  窒素 ,  吸着 ,  脱着 ,  コラーゲン線維 ,  等温線 ,  吸着等温式 ,  熱重量分析
準シソーラス用語： テンプレート【鋳型反応】 ,  *多孔質シリカ

著者キーワード (3件)： 変性コラーゲン ,  多孔質シリカ ,  マイクロ細孔

分類 (1件)： セラミック・磁器の性質  (YC03030G)

引用文献 (12件)：

• 1) K. S. W. Sing, D. H. Everett, R. A. W. Haul, L. Moscou, R. A. Pierotti, J. Rouquerol and T. Siemieniewska, “Reporting physisorption data for gas/solid systems with special reference to the determination of surface area and porosity”, Pure Applied Chemistry, Vol.58, No.4, pp.603-620 (1985).
• 2) T. Yanagisawa, T. Shimizu, K. Kuroda and C. Kato, “The preparation of alkyltrimethylammonium-kanemite complexes and their conversion to microporous materials”, Bulletin of Chemical Society of Japan, Vol.63, No.4, pp.988-992 (1990).
• 3) C. T. Kresge, M. E. Leonowicz, W. J. Roth, J. C. Vartuli and J. S. Beck, “Ordered mesoporous molecular sieves synthesized by liquid-crystal template mechanism”, Nature, Vol. 359, pp.710-712 (1992).
• 4) H. Hata, S. Saeki, T. Kimura, Y. Sugahara and K. Kuroda, “Adsorption of taxoi into ordered mesoporous silicas with various pore diameters”, Chemistry of Materials, Vol.11, No.4, pp.1110-1119 (1999).
• 5) A. Corma, “From microporous to mesoporous molecular sieve materials and their use in catalysis”, Chemical Reviews, Vol.97, No.6, pp.2373-2420 (1997).

タイトルに関連する用語 (4件)： 変性 ,  コラーゲン ,  鋳型 ,  多孔質シリカ