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J-GLOBAL ID：201802225711666738   整理番号：18A1847811

家族類型と世帯内の役割を考慮したSA法による大規模世帯の合成

Synthesizing Large-scale Household Composition Considering Family Type and Role in Household

著者 (3件)： 原田拓弥 (関西大学大学院総合情報学研究科) ,  村田忠彦 (関西大学総合情報学部) ,  枡井大貴 (関西大学大学院総合情報学研究科)
資料名： 計測自動制御学会論文集  (Transactions of the Society of Instrument and Control Engineers)
巻： 54  号： 9  ページ： 705-717(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： S0104A  ISSN： 0453-4654  CODEN： KJSRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,対象領域の同じ規模における母集団を合成するために,シミュレーテッドアニーリングに基づく(SAベース)世帯合成法の修正を行った。最近,社会シミュレーションのための技法として,マイクロシミュレーション(MS)およびエージェントベースシミュレーション(ABS)が用いられている。MSまたはABSを可能にするためには,世帯各メンバーの年齢,職業,その他の特性など,各世帯の構成をシミュレーション前に準備する必要がある。しかし,プライバシーやセキュリティの理由により,実際の世帯の構成を研究者が入手することはできない。このため,MSまたはABS実施のためには,入手可能な統計から世帯構成を合成することが必要となる。しかし,合成された個体群は,用いられる統計に適した人工個体群であることに注意しなければならない。本論文では,SAベースの世帯合成法を統計に基づいて修正した。世帯生成法,新たな21の統計表,および世帯メンバーに対する年齢変更法を提案した。著者らの以前の研究では,集団を合成するために9つの統計表を用いた。本論文では,21の統計表に基づいて人工個体群を合成し,提案アルゴリズムによって人工個体群と実際の統計値との間の誤差がどのように減少するかを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *シミュレーテッドアニーリング ,  *シミュレーション ,  計算機シミュレーション ,  *家族構成 ,  統計 ,  最適化手法 ,  母集団
準シソーラス用語： エージェントベースシミュレーション ,  *シミュレーテッドアニーリング法 ,  マイクロシミュレーション ,  *社会シミュレーション ,  人口集団 ,  人口動態統計 ,  *世帯構成

著者キーワード (5件)： 統計学からの家庭合成 ,  シミュレーテッドアニーリング ,  初期世帯の生成手順 ,  遷移手順 ,  評価手順

分類 (2件)： 統計学  (AB08000H) ,  数値計算  (JE02000J)

引用文献 (33件)：

• 1) N. Gilbert and K.G. Troitzsch: Simulation for the Social Scientist Second Edition, Open University Press (2005)
• 2) J.M. Epstein and R.L. Axtell: Growing Articial Societies-Social Science from the Bottom Up-, MIT Press (1996)
• 3) 矢田晴那:政策分析ツールとしてのマイクロ·シミュレーション,ファイナンス,46-3, 35/40 (2010)
• 4) 山影 進:社会科学とマルチエージェントシミュレーション-シミュレータ開発と事例提供の課題-,情報科学,27, 1/10 (2007)
• 5) (独行) 統計センター:公的統計のミクロデータの利用,http://www.nstac.go.jp/services/archives.html (2018年3月閲覧)

タイトルに関連する用語 (5件)： 家族 ,  世帯 ,  役割 ,  SA ,  大規模