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J-GLOBAL ID：201802225903611021   整理番号：18A1844515

低GWP冷媒の高温下における酸化分解

Oxidative Decomposition of Lower-Global-Warming-Potential Refrigerants at High Temperatures

著者 (3件)： 伊藤誠 (東大 大学院新領域創成科学研究科) ,  DANG Chaobin (東大 大学院新領域創成科学研究科) ,  飛原英治 (東大 大学院新領域創成科学研究科)
資料名： 日本冷凍空調学会論文集  (Transactions of the Japan Society of Refrigerating and Air Conditioning Engineers)
巻： 35  号： 3  ページ： 163-171  発行年： 2018年09月30日 
JST資料番号： X0662A  ISSN： 1344-4905  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ヒートポンプからの温室効果ガスの排出を削減するために,現在の冷媒の使用を禁止し,より低い地球温暖化係数(低GWP)の冷媒に置き換えることが予定されている。しかし,GWPの小さいフロン系冷媒の多くは化学的に不安定であり,弱い可燃性を有する。既存の研究は,湿度がその可燃性限界に影響を及ぼすことを示唆しているが,漏洩時の冷媒の酸化分解に与える湿度影響に関しては明らかにされていない。本研究では,酸化分解の下限温度を測定して,低い燃焼性を有する低GWP冷媒を使用するときのリスクを評価した。加熱管を高温表面として用いて,低GWPおよび従来の冷媒の分解開始温度およびフッ化水素の発生を測定した。さらに,分解に対する温度,湿度,冷媒の種類,および壁面材料の影響を検証した。(著者抄録)

シソーラス用語： *係数 ,  *冷媒 ,  *酸化 ,  *分解反応 ,  フッ化水素 ,  リスク評価 ,  高温 ,  燃焼性 ,  湿度 ,  材料 ,  フロン ,  オレフィン化合物
準シソーラス用語： *地球温暖化係数 ,  *低GWP冷媒 ,  *酸化分解 ,  HFO1123 ,  壁面材料

分類 (1件)： 冷媒,ブライン  (PD02000M)

物質索引 (4件)： R-32【冷媒】 ,  R-1234yf ,  R-134a ,  R-22

引用文献 (8件)：

• 1) ASTM E659 - 15, Standard Test Method for Autoignition Temperature of Chemicals, ASTM International, 2015.
• 2) Davis, S., Chavez, D., and Kytomaa, H., SAE Technical Paper 2006-01-1014, 2006, doi:10.4271/ 2006-01-1014.
• 3) Boussouf, A., Lecoustre, V., Li, H., By, R., Sunderland, P., International Refrigeration and Air Conditioning Conference Purdue University, (2014) 2672.
• 4) Goetzler, W., Burgos, J., Loftus, P., ASHRAE Transactions, 2014, Vol. 120, Issue 1, pp. 437-448.
• 5) Pacific Northwest National Laboratory (PNNL), Northwest-Infrared, 2012, (2014/06 引用) (https://secure2.pnl.gov/nsd/nsd.nsf/Welcome)

タイトルに関連する用語 (3件)： GWP ,  冷媒 ,  酸化分解