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J-GLOBAL ID：201802226057139966   整理番号：18A1931689

リポ多糖類の乳房内注入は泌乳中のホルスタイン牛における炎症を促進し,子宮内膜遺伝子発現を変化させる【JST・京大機械翻訳】

Intramammary infusion of lipopolysaccharide promotes inflammation and alters endometrial gene expression in lactating Holstein cows

著者 (7件)： Campos C.C. (Applied Animal Biology, Faculty of Land and Food Systems, University of British Columbia, Vancouver, V6T 1Z4 BC, Canada) ,  Campos C.C. (School of Veterinary Medicine, Federal University of Uberlandia, Uberlandia 38400-902, Brazil) ,  Hartling I. (Applied Animal Biology, Faculty of Land and Food Systems, University of British Columbia, Vancouver, V6T 1Z4 BC, Canada) ,  Kaur M. (Applied Animal Biology, Faculty of Land and Food Systems, University of British Columbia, Vancouver, V6T 1Z4 BC, Canada) ,  Fernandes A.C.C. (Applied Animal Biology, Faculty of Land and Food Systems, University of British Columbia, Vancouver, V6T 1Z4 BC, Canada) ,  Santos R.M. (School of Veterinary Medicine, Federal University of Uberlandia, Uberlandia 38400-902, Brazil) ,  Cerri R.L.A. (Applied Animal Biology, Faculty of Land and Food Systems, University of British Columbia, Vancouver, V6T 1Z4 BC, Canada)
資料名： Journal of Dairy Science  (Journal of Dairy Science)
巻： 101  号： 11  ページ： 10440-10455  発行年： 2018年 
JST資料番号： C0282A  ISSN： 0022-0302  CODEN： JDSCAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究の目的は,泌乳ホルスタイン乳牛の炎症および生殖パラメータおよび子宮内膜遺伝子発現に及ぼすリポ多糖類(LPS)の2つの乳房内注入の影響を評価することであった。牛乳中の35±7日で,20頭のウシをDouble Ovsynchプログラムに提出し,対照(n=11)およびLPS(n=9)処理にランダムに割り当てた。LPS処置からの乳牛は,5日目と10日後に朝搾乳後に25μgのLPSの2つの乳房内注入を受けたが,対照牛は生理食塩水だけで注入された。血液試料を採取し,卵巣の超音波走査をAI前後の全研究の間に行い,ハプトグロビン,腫瘍壊死因子α,プロゲステロン濃度,ならびにホルモンプロトコルと黄体直径に対する反応を測定した。泌乳量を評価し,各注入に対して0,10,24,34および96時間で体細胞数について試料を採取した。Rumen-網状温度を,ルーメン-網状ボーラスロガーを用いて記録し,時間毎に要約した。15日後に,胎児の回復と子宮内膜生検のための子宮フラッシングを行った。正の胚回復(対照=5;LPS=6)を有するウシからの子宮内膜のサンプルを,96の標的遺伝子のmRNA抽出と定量的逆転写PCR分析にかけた。血漿中のハプトグロビン濃度はLPS処理でより大きかった(対照=0.24±0.07,LPS=0.89±0.06光学密度)。しかし,腫瘍壊死因子-α濃度は処理間で類似していた(対照=0.67±0.11,LPS=0.46±0.11ng/mL)。リポ多糖類は処理後の泌乳量を減少させた(対照=34.3±1.5,LPS=29.4±1.6kg/d)。一方,体細胞数(log)は注入後34時間までLPS処理牛でより大きかった(対照=2.3±0.1,LPS=3.3±0.1細胞/mL)。LPS乳牛のRumen-網状温度は,対照乳牛と比較して各注入後5~10時間の間に上昇した(対照=39.5±0.1,LPS=40.1±0.1°C)。AI後のプロゲステロン濃度は,処理または妊娠状態による影響を受けず,また,15日目に黄体の直径と受胎長さに影響を受けなかった。リポ多糖処理は,子宮内膜における13の重要な遺伝子の発現を変化させたが,他の17は調節される傾向があった。修飾遺伝子発現は,免疫応答に関連する遺伝子(PTX3=2.34倍増加;IL6=3.42倍増加),接着分子(CADM3=1.92倍増加),Wntシグナル伝達経路(WNT2,FZD4,およびFZD7,すべて<1.5倍),およびインターフェロン刺激遺伝子(BMP15=0.27倍増加,ISG15=2.17倍増加,およびMX2=2.23倍増加)を含んだ。まとめると,LPSの乳房内注入は,血漿中の黄体直径とプロゲステロン濃度に影響を及ぼすことなく,炎症反応を誘発することができた。しかしながら,妊娠15日目の子宮内膜遺伝子発現における限定的ではあるが重要な調節セットが見出された。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *子宮 ,  *子宮内膜 ,  妊娠 ,  血漿 ,  ハプトグロビン ,  *乳汁分泌 ,  *遺伝子 ,  インターロイキン6 ,  免疫反応 ,  *遺伝子発現 ,  乳牛 ,  mRNA ,  TNFα ,  *リポ多糖類 ,  ステロイド ,  黄体ホルモン ,  ステロイドホルモン ,  エノン ,  脂環式ケトン ,  ジケトン

著者キーワード (5件)： 子宮内膜 ,  遺伝子発現 ,  炎症 ,  リポ多糖 ,  乳房炎

分類 (1件)： 牛  (FD02020Y)

物質索引 (1件)： プロゲステロン

タイトルに関連する用語 (8件)： リポ多糖類 ,  乳房内注入 ,  泌乳 ,  ホルスタイン牛 ,  炎症 ,  促進 ,  子宮内膜 ,  遺伝子発現