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J-GLOBAL ID:201802226143704959   整理番号:18A1927340

「ナイロンの衝撃」と日本の蚕糸業の衰退-アメリカ市場の変容とGHQによるデザイン育成-

Nylon’s Impact and the Decline of Japanese Silk Industry: Changes in American Market and GHQ’s Development Policy of Textile Design
著者 (2件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: 21-38  発行年: 2017年12月30日 
JST資料番号: L8317A  ISSN: 0911-3525  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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Du Pontは新しい材料:ナイロンを発表して以来,ナイロンの最初の使用がそのまでは絹の最大の市場であったフルファッション靴下で目標とされたので,絹への影響が懸念された。残念ながら,懸念は現実になった。ナイロンは,フルファッション靴下から絹を落とし,日本の絹産業の衰退をもたらした。日本でナイロンの影響下で合成繊維の研究開発がどのように行われたかは,長さが明らかにされたが,それどころか,ナイロンにより深刻に被害を受けた日本の絹産業とその最も重要なアメリカの輸出市場に関する研究は限られている。日本の戦後復興過程に関する研究でさえも,アメリカでのナイロンの急増に輸出の減少をもたらしたにすぎなかった。ナイロンの影響は否定できない事実だが,この論文は,ナイロンの出現が絹工業の衰退を招いた唯一の理由であるという考えに懐疑的で,1930年代後半から1950年代初頭にかけてのアメリカのナイロンの開発とそれが絹に与える影響についても検討する予定である。ナイロンが完全に絹を代替しないという事実に関して,戦後の絹および絹織物の輸出の減少はナイロンの外的要因だけでなく,内的要因すなわち絹と絹織物の価値をどのように高めるかというレーヨンの出現以来日本の絹産業に残っていた問題によっても生じたことを認めなければならない。さらに,この論文は,経済政策の歴史的研究で見過ごされてきた,復興期のテキスタイルデザインに関するGHQの開発政策にも関係している。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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繊維工業一般 

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