文献
J-GLOBAL ID:201802226358182849   整理番号:18A0335004

in vivoリポ多糖類(LPS)誘発記憶障害および神経毒性に対するCysLT_1Rの遺伝子ノックダウンと薬理学的遮断の予防効果【Powered by NICT】

Preventive effect of genetic knockdown and pharmacological blockade of CysLT1R on lipopolysaccharide (LPS)-induced memory deficit and neurotoxicity in vivo
著者 (8件):
資料名:
巻: 60  ページ: 255-269  発行年: 2017年 
JST資料番号: W1766A  ISSN: 0889-1591  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
以前我々は,システイニルロイコトリエン(Cys LT)とCys LT(CysLT_1R)の1型受容体はアミロイドβ(Aβ)誘導神経毒性に関連することを報告した。本研究の目的は,リポ多糖類(LPS)誘導認知障害および神経毒性に対するCysLT_1Rの役割を見出すことであった。CysLT_1RのshRNA仲介ノックダウンあるいは薬理学的阻害(プランルカスト)はLPSの全身投与の21日前のICRマウスで実施した。22日目から,LPSは7日間投与し,その後の行動,組織病理学的及び生化学的試験セットはマウス海馬における記憶,神経炎症とアポトーシス応答を試験した。LPS(のみ)で処理したマウスは,Morris水迷路(MWM)とY迷路試験の両方で貧弱な性能を示した。しかし,shRNAノックダウンまたはCysLT_1Rのプランルカスト処理遮断はこれらの試験におけるマウスの性能を改善した。可能な基礎となる機構を見出すために,著者らはマウス海馬におけるミクログリア活性化(免疫組織化学),CysLT_1Rレベル(WBとqRT-PCRにより)と炎症/アポトーシス経路(ELISAまたはTUNELまたはWB)のようないくつかのパラメータを評価した。LPSによって誘発された記憶障害は,ミクログリアの活性化,CysLT_1R,IL-1β,TNF-αと核NF-κBp65の高レベルを伴っていた。TUNEL染色により検出されたLPSは海馬におけるアポトーシスを引き起こし,更にカスパーゼ-3を増加させ,Bcl-2/Bax比の検出によって補完した。マウス海馬におけるこれらの有害な変化の全ては,CysLT_1R shRNAおよびプランルカストによる前処理により阻害された。本研究を通して我々はCysLT_1RはLPS関連記憶障害,神経炎症とアポトーシスと強い相関を共有し,CysLT_1Rはアルツハイマー病(AD)様表現型の進行を介入する予防対策のための新しい標的となる可能性があることを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子発現  ,  神経の基礎医学 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る