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J-GLOBAL ID:201802226724810878   整理番号:18A0503955

北日本,日高帯の中の川層群のU-Pbジルコン年代:その堆積物供給源及び日高変成岩類の原岩についての推論

U-Pb zircon ages of the Nakanogawa Group in the Hidaka Belt, northern Japan: Implications for its provenance and the protolith of the Hidaka metamorphic rocks
著者 (8件):
資料名:
巻: 27  号:ページ: ROMBUNNO.12234  発行年: 2018年 
JST資料番号: U0525A  ISSN: 1440-1738  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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日高帯,中の川層群からの2つの酸性凝灰岩と2つのタービダイト砂岩試料のジルコンU-Pb年代を測定し,その堆積年代と東北日本北海道中軸帯の発達過程の解明を試みた。北部ユニットでは,基底層準からの遠洋性酸性凝灰岩の均質ジルコンは58-57Ma,ユニットの上部からの砂岩からのジルコンは56-54Ma,最上部からの酸性凝灰岩のジルコンは60-56Maと69-63Maの年代値を示した。凝灰岩のU-Pb年代は最も若い放散虫化石年代(66-48Ma)よりも有意に古い。したがって,北部ユニットにおけるタービダイト相の最大堆積年代値は58Maであり,化石年代から推定した年代値の下限は48Maである。南部ユニットでは,タービダイト砂岩からの均質ジルコンは58-57Maに年代決定された。したがって,このタービダイト相の堆積年代は,化石年代から66-56Ma,恐らくは57Maに近いと解釈された。中の川層群からのジルコンU-Pb年代の大部分は80Maよりも若く,その主要なピークは60Maに位置する。この結果は,北海道周辺の火山活動が主として80Ma以降に起こったことを意味している。より古いジルコン年代(120-80Ma,180-140Ma,340-220Ma,1.9Ga,2.2Ga,2.7Ga)は,日高帯におけるその他の岩石の堆積物供給源に関する情報を与える。中の川層群は日高変成帯上部シーケンスの原岩から構成されると推定され,したがって,日高変成帯上部シーケンスは中の川層群(66-48Ma)と同じ堆積年代であると推測される。日高変成帯の下部シーケンスと中の川層群の堆積年代は,おそらく同じであろう。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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年代測定  ,  第三紀 

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