抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
目的;拡張期心不全の診断における心筋層栄養素-1と組み合わせた二重ソース64-スライススパイラルCTの診断価値を検討した。方法;2014年10月~2016年10月の間に、河北省三河市病院で診断された拡張期心不全患者60例を研究群とし、同期不安定狭心症患者60例を対照群とした。入院後24時間以内に酵素結合免疫吸着検定法により血漿栄養素-1(CT-1)を測定し、二重抗体免疫蛍光法により血漿アミノ末端ナトリウム利尿ペプチド(NT-proBNP)レベルを検査し、64層デュアルソース螺旋CT(64-MDCT)を用いて冠状動脈血管造影を行った。左室機能の評価ソフトウェアを用いて左室の長さ、短軸方向に左室内膜面を描出し、左室拡張末期容積(LVEDV)、収縮末期容積(LVESV)を計算し、僧帽弁口拡張早期、晩期血流速度ピーク(E、A)を測定した。僧帽弁拡張早期の最大組織運動速度(Ea)を計算し、E/A、E/Ea比を計算した。血漿CT-1,BNP値,およびCT-1,BNP,E/Ea比の間の相関を,2つの群の間で比較した。拡張期の心不全の診断における血漿CT-1とE/Ea比の予測値を,受信者動作特性曲線(ROC)を用いて分析した。結果;研究群と対照群の間で,血漿CT-1,NT-proBNP,E/Ea比は有意に増加し,E/A比は減少し,2群間に有意差はなかった(LVEDV,LVESV)には有意差がなかった。血漿CT-1、E/EaとBNP比の間には直線的な正相関があり、2群の患者の64-MDCTによる左心室拡張機能の各指標はM型心エコー図の対応指標よりやや高かったが、統計学的有意差はなかった。2つの異なる検査方法による心臓機能の各指標は高度に相関している。血漿CT-1は71.5pg/mL、E/Ea比>8.0をカットオフ値とし、拡張期心不全の診断の感度は(68.79%、86.34%)、特異度は(65.29%、89.02%)、ROC曲線は以下のように積分した。結論;二重ソース64スライス螺旋CTは拡張期心不全の定量評価に用いることができ、そのE/Ea比、血漿心筋栄養素-1とアミノ末端脳ナトリウム利尿ペプチドのレベルは比較的に良い相関性があり、E/Ea比と血漿心筋栄養素-1レベルの上昇は拡張期心不全に対して一定の診断価値がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】