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J-GLOBAL ID：201802227047059598   整理番号：18A0629794

土砂移動現象の把握とその解明に関する研究 土石流堆積厚等に関する調査

著者 (4件)： 板野友和 (砂防・地すべり技セ) ,  福池孝記 (砂防・地すべり技セ) ,  加藤誠章 (砂防・地すべり技セ) ,  宮瀬将之 (砂防・地すべり技セ)
資料名： 砂防技術研究所報
巻： 2016  ページ： 2-5  発行年： 2017年03月07日 
JST資料番号： F1329A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・土石流対策事業の費用便益分析において,家屋等資産の被害率は,床上での土砂の堆積厚に応じて,床上50cm未満,床上50cm以上の2区分で設定。
・土石流災害の被害率の設定にあたっては,(1)既往のマニュアルでは,土石流災害の特徴を踏まえた被害率設定がなされていない。(2)近年の災害実態を踏まえた被害率設定がなされていない。(3)被害率設定が2区分のみであり,地盤勾配に関わらず一律の評価となっているという課題。
・土石流対策事業の効果を精度良く評価するためには,災害発生直後に,実際の現場において土石流による被害の実態を調査することが不可欠。
・本稿は,平成27年台風第18号に伴う豪雨により9月10日に土石流災害が発生した栃木県日光市芹沢地区を対象として,土石流災害直後に実施した現地調査により土砂堆積厚さ等を測定して結果を報告。
・調査対象渓流は,男鹿川支川芹沢の左支渓である滝向沢で,災害が発生した9月10日から6日後の9月16日に現地調査を実施。
・本調査では,UAV(無人航空機)を用いた調査を試行し,調査の効率化と事故リスクの低減に対し,有効であることを確認。

シソーラス用語： 台風 ,  豪雨 ,  土砂災害 ,  栃木県 ,  *厚み ,  *堆積 ,  砂 ,  *土壌 ,  現地調査 ,  無人機 ,  画像処理 ,  *土石流 ,  空中写真
準シソーラス用語： SfM【画像処理】 ,  UAV【航空機】 ,  厚さ ,  土砂 ,  土砂堆積厚さ ,  土石流災害 ,  日光市

分類 (2件)： 一般,砂防工学  (RC12010B) ,  写真測量,空中写真  (RC02040D)

引用文献 (4件)：

• 国土交通省 水管理・国土保全局砂防部 (2012): 土石流対策事業の費用便益分析マニュアル(案), 平成24年3月, 41p.
• 国土交通省 (2015): 台風第18号及び第17号による大雨(平成27年9月関東・東北豪雨)等に係る被害状況等について (第28報)
• 国土交通省 (2015): 台風第18号の大雨による日光市芹沢地区における土石流災害
• 国土総合技術政策総合研究所土砂災害研究部 (2015): 栃木県日光市芹沢地区災害調査報告

タイトルに関連する用語 (8件)： 土砂移動 ,  現象 ,  把握 ,  研究 ,  土石流 ,  堆積 ,  厚 ,  調査