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J-GLOBAL ID:201802227115292232   整理番号:18A0334266

TAR DNA結合蛋白質43は炎症反応を阻害し,変形性関節症における調節RACK1発現による軟骨細胞機能を保護する【Powered by NICT】

TAR DNA-binding protein 43 inhibits inflammatory response and protects chondrocyte function by modulating RACK1 expression in osteoarthritis
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巻: 85  ページ: 362-371  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0845C  ISSN: 0753-3322  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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TAR DNA結合蛋白質-43(TDP-43,トランス活性応答DNA結合蛋白質43kDa)は,影響を受けたニューロンとグリアの細胞質に蓄積し,ストレス顆粒(SG)の大きな介在物として。しかし,標的遺伝子とTDP-43相互作用の機構と変形性関節症(OA)進行におけるその特異的な役割はまだ知られていない。本研究の目的は,その標的遺伝子を調節することによりOA進行におけるTDP-43の役割を同定することであった。MSCはTDP-43遺伝子レンチウイルスでトランスフェクトした。軟骨細胞へのMSCの分化における上昇したTDP-43発現の役割を調べた。細胞機能アッセイは,MSCと共培養したヒト軟骨細胞(HC)の増殖とアポトーシスを評価した。HCにおける切断されたTDP-43/p35発現及びSG形成は細胞免疫蛍光アッセイを用いて同定した。HCにおけるアポトーシスおよび増殖シグナル伝達を仲介する重要な遺伝子は共培養MSCアッセイを用いて測定した。重要なキナーゼのリン酸化はHTRFホスホキナーゼアッセイを用いて解析し,増殖とアポトーシスシグナル伝達経路における重要な遺伝子の発現は,qRT-PCRを用いて検出した。MSCはTDP-43遺伝子のトランスフェクション後にHCに分化した。TDP-43は切断されたTDP-43/p35を分解し,SG形成とHC増殖を促進し,MSCとの共培養後のHCアポトーシスを阻害することができる。MSCにおけるTDP-43の過剰発現はRACK1の高発現を促進し,HCに重要なキナーゼのリン酸化を促進した。臨界遺伝子はP38MAPK/MKK3増殖シグナル伝達,P38MAPK/JNK MAPKシグナル伝達ではなくで高発現した。MSCの軟骨形成分化は,TDP-43遺伝子のトランスフェクションにより影響されなかった,HCとの共培養後のHC成長を促進した。データはTDP-43/p35はRACK1発現を促進することによりSG形成に寄与することを示した。研究は,RACK1による変形性関節症における転写後調節とアポトーシスに新たな光,OAに対する有望な治療法を示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
神経の基礎医学  ,  生物学的機能 

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