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J-GLOBAL ID：201802227126931708   整理番号：18A0701768

沖縄県伊江島のナガラ原第三貝塚およびカヤ原遺跡A地点から出土した貝殻および木炭の¹⁴C年代

著者 (4件)： 小元久仁夫 (日本大 大学院理工学研究科) ,  小元久仁夫 (日本大 文理) ,  中村俊夫 (名古屋大 宇宙地球環境研) ,  松島義章 (神奈川県生命の星・地球博物館)
資料名： 第四紀研究  (Quaternary Research)
巻： 57  号： 2  ページ： 77-83  発行年： 2018年04月01日 
JST資料番号： G0071A  ISSN： 0418-2642  CODEN： DAYKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・2013年に発掘調査された沖縄県伊江島の貝塚と遺跡の年代を明確にするため,提供された貝試料9個と木炭試料2個のAMS¹⁴C年代測定を実施。
・AMS¹⁴Cの測定値と,それにローカルリザーバ補正(ΔR)を施した較正年代とを比較。
・ナガラ原貝塚VI層からの貝殻試料は,4426±35~4095±30calBP等で,VI層の土器編年と整合,III層との年代逆転を再確認。
・カヤ原遺跡からのIII層貝殻の年代1488±32calBP等は,以前の沖縄編年後期された報告年代と整合,VI層の炭化材の年代値の新しい方とも重複。
・また貝と炭化材の整合性から,ΔRの適正値を決定。

シソーラス用語： 加速器質量分析 ,  沖縄県 ,  *遺跡 ,  *貝殻 ,  木炭 ,  絶対年代 ,  *放射性炭素法年代測定 ,  キャリブレーション ,  土器
準シソーラス用語： AMS【質量分析】 ,  C-14年代測定 ,  貝塚

分類 (1件)： 年代測定  (DD01050W)

引用文献 (17件)：

• Araoka, D., Inoue, M., Suzuki, A., Yokoyama, Y., Edwards, R.L., Cheng, H., Matsuzaki, H., Shikazono, N. and Kawahata, H. (2010) Historic 1771 Meiwa tsunami confirmed by high-resolution U/Th dating of massive Porites coral boulders at Ishigaki Island in the Ryukyus, Japan. Geochemistry, Geophysics and Geosystems, 11 (6), Q06014, doi : 10.029/2009GC002893.
• Hideshima, S., Matsumoto, E., Abe, O. and Kitagawa, H. (2001) Northwest Pacific marine reservoir corrections estimated from annually banded coral from Ishigaki Island, southern Japan. Radiocarbon, 43, 473-476.
• Hirabayashi, S., Yokoyama, Y., Suzuki, A., Miyairi, Y. and Aze, T. (2017) Short-term fluctuation in regional radiocarbon reservoir age recorded in coral skeletons from the Ryukyu Islands in the north-western Pacific. Journal of Quaternary Science, 32, 1-6.
• 伊江村教育委員会(2017)カヤ原遺跡A地点,ナガラ原東貝塚,ナガラ原第三貝塚.県営農地保全整備事業(川平第2地区)に係る埋蔵文化財発掘調査.伊江村文化財調査報告書第14集.272p.
• 岸本義彦(2006)沖縄諸島貝塚時代後期の尖底土器と平底土器-遺跡における水平分布と垂直分布-.先史琉球の生業と交易-奄美・沖縄の発掘調査から-2,熊本大学学術リポジトリ,153-156,熊本大学,http://hdl.handle.net/2298/16136,2015年1月24日閲覧.

タイトルに関連する用語 (6件)： 沖縄 ,  貝塚 ,  遺跡 ,  貝殻 ,  木炭 ,  年代