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J-GLOBAL ID:201802227230359701   整理番号:18A1414103

HII領域複合体RCW166における分子ガス:バブル形成前の分子雲-分子雲衝突の初期相に対する考えられる証拠

Molecular gas in the H II-region complex RCW 166: Possible evidence for an early phase of cloud-cloud collision prior to the bubble formation
著者 (11件):
資料名:
巻: 70  号: SP2  ページ: S47.1-S47.12  発行年: 2018年 
JST資料番号: W2414A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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若いHII領域は,電離ガスと分子ガスの分布に基づいたO型星形成の研究のための重要なサイトである。著者等は,RCW166において~48km s-1と~53km s-1の2つの分子雲がHII領域G018.149-00.283に付随していることを,12CO(J=3-2)輝線のJCMT CO高分解能サーベイ(COHRS)を用いて明らかにした。G018.149-00.283は,8μmの明るいリングとリング内に広がったHII領域からなる。~48km s-1分子雲はリングの輪郭を描き,また~53km s-1分子雲はリング内に位置しており,二つの分子成分の間の相補的分布を示している。著者等は,G018.149-00.283内部の大質量星が,投影速度差~5km s-1での分子雲-分子雲衝突の期間中にトリガリングにより形成されたという仮説を提案した。G018.149-00.283が初期進化段階,HabeとOhta(1992,PASJ,44,203)によって詳述されたスキームに従えば衝突後~0.1Myr,にあり,RCW120のようなバブル形成段階が続くであろうと議論した。また,近くのHII領域N21とN22が分子雲-分子雲衝突により形成された可能性のあるバブルの候補であることを示唆した。InoueとFukui(2013,ApJ,774,L31)は磁気流体力学的数値シミュレーションによって,インタフェース・ガスが強い乱流になり高い質量降着率10-3-10-4M(太陽)yr-1を実現することを示したが,これはO型星形成のひとつの説明を与えている。RCW166における分子雲-分子雲衝突のかなり高い頻度は,おそらくScutum腕のこの部分における高い分子雲密度によるものであろう。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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星雲 

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