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J-GLOBAL ID:201802227445849525   整理番号:18A0183131

抵抗性および感受性の亜熱帯トウモロコシ系統のRNA-seq解析はCercospora zeinaに起因する灰色斑点病に対する抵抗性におけるカウラレキシン類の役割を明らかにする

RNA-Seq analysis of resistant and susceptible sub-tropical maize lines reveals a role for kauralexins in resistance to grey leaf spot disease, caused by Cercospora zeina
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巻: 17  号: Nov  ページ: 17:197 (WEB ONLY)  発行年: 2017年11月 
JST資料番号: U7027A  ISSN: 1471-2229  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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【背景】Cercospora zeinaはアフリカ南部のトウモロコシの灰色葉の原因となる葉面病原体であり,トウモロコシの生産に悪影響を及ぼす。植物は,抗微生物特性を有する二次代謝産物の産生を含むC.zeinaのような侵入病原体に対してそれ自身を防御する様々な化学的および構造的メカニズムを使用する。トウモロコシでは,様々な生物的および非生物的ストレス因子がテルペノイドフィトアレキシン類,ゼアレキシン類およびカウラレキシン類の蓄積を誘発する。【結果】C. zeina感受性系統は,限られた病状を有するC. zeina耐性株とは対照的に,葉脈と平行に走る広範囲の長方形の灰色葉病変を示した。両方の系統のトランスクリプトームを分析したところ,一次代謝および二次代謝に関与する遺伝子がアップレギュレートされ,各経路において異なる経路が優先されたが,テルペノイド化合物の産生は両方に共通していた。標的化したフィトアレキシン解析は,C.zeina接種葉がゼアレキシン類およびカウラレキシン類を蓄積することを明らかにした。耐性株は,カウラレキシンAシリーズを優先的に蓄積する感受性株とは対照的に,感染に応答してカウラレキシンBシリーズ代謝物が蓄積する傾向を示す。カウラレキシン類の蓄積はカウラレキシン生合成遺伝子ZmAn2および候補生合成遺伝子ZmKSL2の発現と相関した。著者らは,C. zeinaによって抵抗性系統に排他的に誘導される推定コパリル二リン酸合成酵素遺伝子の発現について報告する。【結論】本研究は,アフリカ南部の気候に適応した耐性および感受性の両方の遺伝資源において,ゼアレキシン類およびカウラレキシン類ならびにそれらの生合成遺伝子の発現がC.zeinaによって誘発されることを示す。ここに示したデータは,C. zeinaに反応して抵抗性および感受性の高いトウモロコシ系統に異なる形のカウラレキシン類が蓄積し,抵抗性トウモロコシ系統においてはカウラレキシンB化合物の蓄積,および感受性系統ではカウラレキシンA化合物の蓄積を伴うことを示している。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
物質の代謝  ,  菌類による植物病害  ,  異種生物間相互作用  ,  遺伝子操作 

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