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J-GLOBAL ID：201802227461628957   整理番号：18A1881547

発明の開示要件からみた上位概念発明の開示について

著者 (1件)： 松下正
資料名： パテント  (Patent)
巻： 71  号： 11  ページ： 1-13  発行年： 2018年09月30日 
JST資料番号： G0278A  ISSN： 0287-4954  CODEN： JAXXA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・(行ケ)539号人工乳首事件判決(東京高判平成15年10月)は,先の出願の優先権を伴う実施形態追加型の国内優先出願について優先権の効果を否定した。
・優先権が認められるか否かは,先の出願でいかなる発明の開示がされていたかが問題となるため,開示要件であるサポート要件および実施可能要件を考える上で本判決は重要な判例であり,本稿にて考察。
・乳幼児がミルク等を飲む場合の「人工乳首事件」の概要(問題となったクレームと対応する明細書の記載,裁判所の判断,問題の指摘)。
・特許法36条の記載要件(特許請求書の範囲,明細書)。
・先の出願における開示について(開示されていた発明,上位概念化発明に関する判断,技術的範囲との関係)。
・実施可能要件とサポート要件との関係(この両者は本来的に役割を異にするが,予測可能性が低い分野の発明では両者が重複する場合があり,このときの適用について裁判所の判断事例を紹介)。

シソーラス用語： 特許判例 ,  *特許請求範囲 ,  *情報公開 ,  *実現可能性 ,  哺乳 ,  特許出願 ,  特許明細書 ,  発明
準シソーラス用語： *実施可能性 ,  *情報開示 ,  人工乳首

分類 (1件)： 工業所有権  (HA03000C)