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J-GLOBAL ID:201802228094243441   整理番号:18A0349083

乳癌におけるマクロファージおよび線維芽細胞の腫瘍内不均一性は腫瘍細胞の形態学的多様性と関連し,リンパ節転移に寄与する【Powered by NICT】

Intratumoral heterogeneity of macrophages and fibroblasts in breast cancer is associated with the morphological diversity of tumor cells and contributes to lymph node metastasis
著者 (18件):
資料名:
巻: 222  号:ページ: 631-640  発行年: 2017年 
JST資料番号: W1632A  ISSN: 0171-2985  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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最近の研究は,腫瘍微小環境(ME)の不均一性と臨床転帰に対するその影響の理解への解析の重要性を強調した。本研究では,腫瘍細胞(尿細管,肺胞,固体,骨梁と離散構造)の形態学的多様性と疾患の臨床病理学的パラメータに基づく乳癌(BC)におけるマクロファージと線維芽細胞の腫瘍内分布を解析することを目的とした。特殊型の浸潤性乳癌患者三十六名が本研究に含まれなかった。異なる形態構造のMEにおけるマクロファージと線維芽細胞の分布はCD68,反復配列(RS)1,aSMA,及びFAP蛋白質のマーカー遺伝子と二重免疫蛍光染色のレーザーマイクロダイセクション支援定量的RT-PCR分析を用いて評価した。遺伝子発現マイクロアレイは,異なる形態学的構造におけるマクロファージと線維芽細胞表現型の調節に関与する遺伝子の発現を決定するために用いた。異なるマクロファージと線維芽細胞亜集団は形態学的に異なる構造のMEに同時に認められたが検出された細胞の検出と数の頻度はこれらの構造間で有意に変化することを見出した。特に,マクロファージおよび線維芽細胞は,固体構造のMEでより頻繁に検出され,管状構造が稀に観察された。固体構造のMEにおけるCD68~+RS1~+マクロファージの多数は管腔B HER2~-BCにおけるリンパ節転移の頻度増加と関連していることが分かった。対照的に,管腔B HER2~+BCで,骨梁構造物周辺aSMA~+FAP~+線維芽細胞の高い表現と関連していたリンパ節関与。形態的に異なる構造はマクロファージおよび線維芽細胞表現型を調節する機構が異なっていた。マクロファージと線維芽細胞機能を制御する過剰発現遺伝子数が最も多かったのは腫瘍細胞の別々の群で観察され,最低数は肺胞および固体構造で観察された。まとめると,著者らの知見は,乳房腫瘍におけるマクロファージと線維芽細胞の不均一な分布とBCの腫瘍内形態学的多様性とリンパ節転移への寄与との密接な関係を示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
医用素材  ,  循環系の基礎医学  ,  細胞生理一般 

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