抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・「新下水道ビジョン」の実現を推進させるため掲げられた「新下水道ビジョン加速戦略」について紹介。
・国土交通省は,H17年に「下水道ビジョン2100」を策定し,その後9年が経過し,少子高齢化の進行や東日本大震災などの社会情勢の変化を踏まえ,H26年に「新下水道ビジョン」を策定。
・この加速戦略は,次の8つの重点項目で構成。
・1)官民連携の推進:PFI・PPP・コンセッション方式・社会資本整備政策・公共施設の統廃合・再生水利用・バイオマスエネルギー利用など。
・2)下水道の活用による付加価値向上:下水汚泥や再生水等の下水道資源有効利用・バイオガス回収・海藻養殖利用・農業用水への再利用・肥料への利用・生態系への影響など。
・3)汚水処理システムの最適化:広域化・共同化・施設規模の最適化・施設の統廃合・地域バイオマス・ICTの活用による集中管理や遠隔制御・事務手続き・水処理技術の開発など。
・4)マネジメントサイクルの確立:管路施設の点検や診断・修繕や改築・予防保全型維持管理・台帳管理システム・スクリーニング・アセットマネジメントなど。
・5)水インフラ輸出の促進:ビジネスモデル構築・海外向け技術確認制度・省エネ型下水処理など。
・6)防災・減災の推進:集中豪雨対策・大地震対策・BCP(事業継続計画)・教育訓練など。
・7)ニーズに適合した下水道産業の育成:ベテラン職員の大量退職・技術継承・維持管理業務活用など。
・8)国民への発信:下水道の自分ゴト化・見える化・マンホールの活用・環境教育など。