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J-GLOBAL ID:201802228262739847   整理番号:18A0158746

腎移植レシピエントの生存率に及ぼすレニン-アンギオテンシン系阻害剤の影響:系統的レビューとメタ分析【Powered by NICT】

Effect of renin-angiotensin system inhibitors on survival in kidney transplant recipients: A systematic review and meta-analysis
著者 (7件):
資料名:
巻: 34  号:ページ: 1-13  発行年: 2018年 
JST資料番号: W3418A  ISSN: 1607-551X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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特にアンギオテンシンII変換酵素阻害剤(ACEI)とアンギオテンシンII受容体遮断薬(ARB),レニン-アンギオテンシン系阻害剤は,蛋白尿と高血圧患者における腎保護の利点を確認した。しかし,これらの薬剤は腎臓レシピエントに有益かどうか議論の余地がある。は腎臓移植後の患者および同種移植片生存に対するACEI/ARB処理の影響を評価するために本メタ分析を実施した。PubMed,EmbaseおよびCochrane Libraryデータベースが2016年5月前から適格な論文を探索した,24論文(9件の無作為比較試験[RCT]及び15コホート研究54,096患者)であり,ACEI/ARB治療群と対照群の間で比較した患者または移植片の生存を含んでいた。プールされた結果は,ACEI/ARBは患者の死亡(相対リスク[RR]=0.64;95%信頼区間[CI]:0.49 0.84)とグラフト損失(RR=0.59; 95%CI:0.47 0.74)のリスク減少と関連したことを示した。コホートのサブグループ分析は有意に減少患者の死亡(RR=0.61; 95%CI:0.50 0.74)とグラフト損失(RR=0.58; 95%CI:0.46 0.73)を明らかにしたが,これはRCT(患者の生存:RR=0.84;95%CI:0.39 1.81;移植片生着:RR=0.70,95%CI:0.17 2.79)では見られなかった。有意に少ないグラフト損失は生検証明された慢性同種移植片腎症(CAN)(RR=0.26, 95%CI:0.16 0.44)患者の間で認められた。さらに,患者生存率(RR=0.62; 95%CI:0.47 0.83)と生着率(RR=0.58, 95%CI:0.47 0.71)に対するACEI/ARBの利点は,≧3年間の追跡調査によるものに限られていた。ACEI/ARBは蛋白尿(P<0.001)とヘモグロビン(Hb)の低(P=0.002)を減少させたが,ヘモグロビン変化は追加治療を必要としない(119 131g/Lから107 123g/Lへ)。は,ACEI/ARB治療は,患者の死亡と移植片喪失を減少させる可能性があると結論したが,これらの知見を検証する必要がある適切に設計された前向き研究。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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血管作用薬・降圧薬の臨床への応用  ,  循環系疾患の薬物療法 

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