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J-GLOBAL ID:201802228812286295   整理番号:18A0827609

暗期延長,全摘葉,果柄部切断,および熱環状除皮によるキュウリ果実の呼吸速度の低下の減衰係数の比較

Analysis of the Decline in Respiration Rate of Cucumber Fruits on Vines under Prolonged Darkness, Total Defoliation, Cutting, and Heat-girdling of the Peduncle
著者 (2件):
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巻: 17  号:ページ: 55-59(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: L4829A  ISSN: 1347-2658  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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既報(Tazukeら, 2015)においてキュウリ植物体を暗期延長条件に置いた時に見られた果実の呼吸速度の低下のパターンは果柄部を熱環状除皮した場合のそれと類似するように思われたので,果実への光合成産物の転流の停止が生じている可能性が示唆された.本報ではこの仮説を検証するために暗期延長処理,全摘葉処理,果柄部の切断および熱環状除皮処理を行った後の果実の呼吸速度を詳細に検討した.キュウリ品種‘ときわ’および‘ときわ光3号A型’の呼吸を25°Cの環境制御室で測定した.暗期延長処理では暗期開始約12時間後に果実の呼吸速度が低下し始め,若干の移行期間の後,呼吸速度は式:y = a exp(-bt) + cによく当てはまった.ここで, tは時間, yは呼吸速度, a, b, cは定数である.他の処理でも,果実の呼吸速度は処理後若干の移行期間の後この式によく当てはまった.定数bは減衰定数であるが,暗期延長処理と全摘葉処理では約0.003 min<sup>-1</sup>で,果柄部切断と熱環状除皮処理では約0.007 min<sup>-1</sup>だった.bの値の違いは有意だった(P < 0.01).暗期延長処理と全摘葉処理のbの値がほぼ等しかったことは暗期延長処理において果実への光合成産物の転流が停止したとする見方を支持した.果柄部切断処理および熱環状除皮処理のいずれにおいても,処理後短時間で糖飢餓マーカー候補遺伝子であるCsSEF1, アスパラギン合成酵素遺伝子,CsFDI1の発現が高まった.(著者抄録)
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分類 (2件):
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野菜  ,  植物生理学一般 
引用文献 (18件):
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