文献

J-GLOBAL ID：201802228868214169   整理番号：18A2035628

小さな水クラスタにおける光励起と光イオン化の機構【JST・京大機械翻訳】

Mechanisms of photoexcitation and photoionization in small water clusters

著者 (3件)： Suwannakham Parichart (School of Chemistry, Institute of Science, Suranaree University of Technology, Nakhon Ratchasima 30000, Thailand. [e-mail]) ,  Chaiwongwattana Sermsiri ,  Sagarik Kritsana
資料名： RSC Advances (Web)  (RSC Advances (Web))
巻： 8  号： 64  ページ： 36731-36744  発行年： 2018年 
JST資料番号： U7055A  ISSN： 2046-2069  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 気相,(H_2O)_nにおける小さな水クラスタにおける光励起と光イオン化の機構。N=2~3を,aug-cc-pVDZ基底関数系を用いて,完全な活性空間二次摂動理論(CASPT2)を用いて研究した。本研究は,最低一重項励起状態における光励起及び光イオン化機構における共通遷移及び中間錯体の構造及びエネルギー論を初めて特性化した。ab initioの結果は,単一光子による水単量体の光励起がそれぞれの電子基底状態で[OH]と[H]を直接発生させ,ほぼ同じエネルギーの単一光子が光励起と水クラスタの光イオン化に導くことを示した。S_0→S_1励起はO-HO水素結合の強い分極と水二量体ラジカルカチオン遷移状態錯体[(H_2O)_2]+の生成をもたらし,それから[OH]・,[H]・,および[H_3O]+が生成した。これらの生成物は光励起によるO-H結合の直接解離により[(H2O)2]+から得られ,プロトン移動と光イオン化による準安定電荷分離したRydberg様水素結合錯体([H3O]+[OH])の形成が得られた。提案した機構は気相において,光励起と光イオン化過程がおそらく二分子反応であり,全ての遷移と中間荷電種が単分子反応におけるよりも安定化されることを示唆した。理論的結果は,分子クラスタの光励起と光イオン化機構への洞察を提供し,さらなる理論的および実験的研究のためのガイドラインとして用いることができる。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 気相 ,  水素結合 ,  プロトン移動 ,  *光ポンピング ,  *励起 ,  単量体 ,  基底状態 ,  電荷 ,  一重項 ,  基底関数系 ,  *光イオン化 ,  錯体 ,  遷移状態 ,  励起状態
準シソーラス用語： 単一光子 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 分子化合物  (CE02000C) ,  分子の電子構造  (BH05010Q)

タイトルに関連する用語 (3件)： 水クラスタ ,  光励起 ,  光イオン化