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J-GLOBAL ID：201802228910308521   整理番号：18A1729700

配位多面体でみるイオン性結晶の構造安定性

著者 (1件)： 中塚晃彦 (山口大 大学院創成科学研究科)
資料名： 化学と教育  (Chemistry & Education)
巻： 66  号： 9  ページ： 438-439  発行年： 2018年09月20日 
JST資料番号： G0942A  ISSN： 0386-2151  CODEN： KAKYEY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・配位多面体で稜共有または面共有構造を持つイオン性結晶において,非共有稜より共有稜が短くなることで陽イオン間斥力が緩和され,構造的な安定性が得られることを解説。
・稜共有または面共有構造イオン性結晶構造の特徴を示すポーリング・バウル則を紹介し,それに関する陽イオン間の熱振動挙動を説明。
・陽イオン間の斥力が構造に影響を及ぼす例として,ルチル型化合物の原子間距離の圧力依存性およびガーネット型化合物の陽イオン分布の傾向変化を提示。

シソーラス用語： *イオン結晶 ,  配位多面体 ,  結晶構造 ,  *安定性 ,  振動 ,  分布 ,  核間距離 ,  イオン間相互作用 ,  効果 ,  構造効果
準シソーラス用語： *イオン性結晶 ,  原子間距離 ,  *構造安定性 ,  遮蔽効果 ,  熱振動 ,  陽イオン分布

分類 (2件)： 結晶学一般  (BK05010Z) ,  無機化合物の結晶構造一般  (BK07001T)

引用文献 (5件)：

• 1) M. Sugiyama, S. Endo, K. Koto, Mineral. J. 1987, 13, 455.
• 2) N. L Ross, J.-F. Shu, R. M. Hazen, T. Gasparik, Amer. Mineral. 1990, 75, 739.
• 3) A. Nakatsuka, A. Yoshiasa, S. Takeno, Acta. Cryst. 1995, B51, 737.
• 4) W. H. Baur, Amer. Mineral. 1972, 57, 709.
• 5) L. Pauling, J. Am. Chem. Soc. 1929, 51, 1010.

タイトルに関連する用語 (3件)： 配位多面体 ,  イオン性結晶 ,  構造安定性