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J-GLOBAL ID：201802229346346950   整理番号：18A0721105

初期Drosophila胚のギャップ遺伝子系における動的平衡による発現パターン形成のロバスト性【JST・京大機械翻訳】

Robustness of expression pattern formation due to dynamic equilibrium in gap gene system of an early Drosophila embryo

著者 (3件)： Myasnikova Ekaterina (Peter the Great Saint-Petersburg Polytechnical University, 29 Politekhnicheskaya str., St. Petersburg, 195251, Russia) ,  Spirov Alexander (I. M. Sechenov Institute of Evolutionary Physiology and Biochemistry Russian Academy of Sciences, 44 Thorez Pr., St.-Petersburg, 194223, Russia) ,  Spirov Alexander (Computer Science and CEWIT, SUNY Stony Brook, 1500 Stony Brook Road, Stony Brook, 11794, NY, USA)
資料名： BioSystems  (BioSystems)
巻： 166  ページ： 50-60  発行年： 2018年 
JST資料番号： D0286B  ISSN： 0303-2647  CODEN： BSYMBO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 初期ショウジョウバエ発生におけるセグメンテーションパターンの最初の兆候は,ギャップクラスに属する遺伝子の発現ドメインの形成である。著者らの以前の研究において,ギャップシステムのロバスト性の現象は,発生過程における高度に可変的な遺伝子発現を減少させる能力として示され,遺伝子交差調節の結果として説明された。本論文では,ギャップ遺伝子ファミリーの固有特性を用いて厳密なロバスト性条件を定式化した。良く確立されたドメイン境界を持つパターンの形成に対して,遺伝子発現レベルが時間的にほとんど一定である定常核が存在することが必要であるという観察に基づくアプローチを提案した。ギャップ遺伝子発現の動力学は,境界位置決めの観察された原理を正しく再現する遺伝子回路モデルにより記述される。定常核における系の挙動は代数方程式により記述され,従って解析的に扱うことができるという事実を利用した。これにより,主な胚軸に沿ったパターン形成系の空間的挙動を通して系のロバスト性を保証する遺伝子交差調節特性を明確に特性化することができる。特に,境界形成領域で作用する全ての遺伝子の全調節作用が初期遺伝子勾配と同期して変化するならば,システムは初期位置決め誤差と高度に変動する外部入力因子の作用を濾過することを証明した。ここでは,このアプローチがロバスト性機構の解析のための装置としてどのように適用でき,新しい生物学的知見を明らかにするかを示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *ロバスト性 ,  定式化 ,  セグメンテーション ,  キャラクタリゼーション ,  遺伝子発現 ,  位置決め ,  染色体交差 ,  *ショウジョウバエ ,  胚軸 ,  *遺伝子 ,  *パターン形成
準シソーラス用語： 遺伝子ネットワーク ,  遺伝子ファミリー ,  ドメイン構造 ,  *遺伝子発現パターン , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： セグメンテーション遺伝子 ,  ショウジョウバエ ,  ロバスト性 ,  遺伝子回路モデル ,  発現領域の位置決め

分類 (2件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  発生と分化  (EJ16020W)

タイトルに関連する用語 (8件)： 初期 ,  Drosophila ,  胚 ,  ギャップ ,  遺伝子 ,  動的平衡 ,  発現パターン ,  ロバスト性