抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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粒子追跡流速測定,粒子画像流速測定,レオロジーおよび流れ誘起複屈折(FIB)の組合せにより,落下球を通過するセチルピリジニウムクロリド/サリチル酸ナトリウムに基づくワーム状ミセル溶液の流れに関する実験を報告した。最近の研究は,臨界伸長Deborah数を超えて,ワーム状ミセル中の落下球が一定の末端速度に達しないことを示した。代わりに,それは非定常速度で沈降する。この挙動は球の後流におけるワーム状ミセル鎖切断と関連している。高分子鎖切断が非常に起こりにくい粘弾性高分子溶液における類似の不安定性は,高分子鎖の単一モード緩和スペクトルまたは落下球の側面上の高分子鎖拡張における非対称性の結果であると考えられる。本論文では,広い範囲の流れパラメータ(10~-2<De_E<40.7および10~6<Re<10)にわたるウオーム状ミセルにおける球不安定性に及ぼすミセル緩和スペクトルおよびミセル拡張の勾配の影響を調べた。単一モード緩和スペクトルをもつワーム状ミセルにおいて,De_E≧2.6に対して球不安定性が生じた。しかし,類似条件(2.5≦De_E≦40.7および10~2<Re<10)に対して,球は,緩和時間の広いスペクトルをもつみみず状ミセルにおいて非定常運動を示さなかった。これは,みみず状ミセルにおける球沈降の動力学に対するミセル緩和スペクトルの重要性を示している。ミセルの貯蔵弾性エネルギーに対する散逸エネルギーの比に基づく基準が,球沈降動力学に及ぼすミセル緩和スペクトルの効果をうまく記述できることを示した。さらに,球不安定性を生じる条件に対して,FIBは,球側におけるミセル拡張が完全に対称であることを示した。Copyright 2018 AIP Publishing LLC All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
