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J-GLOBAL ID:201802229646857769   整理番号:18A0355584

イブロシジンはヒト肝細胞癌細胞を感作するカルパイン介在Bax切断を介してTRAIL誘発アポトーシスに対し【Powered by NICT】

Ibulocydine sensitizes human hepatocellular carcinoma cells to TRAIL-induced apoptosis via calpain-mediated Bax cleavage
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巻: 83  ページ: 47-55  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0255C  ISSN: 1357-2725  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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腫瘍壊死因子関連アポトーシス誘導リガンド(TRAIL)は,正常ヒト細胞の大部分に影響を与えることなく,癌細胞で選択的にアポトーシスを誘導する。しかしながら,肝細胞癌(HCC)細胞は,しばしば,TRAIL誘導アポトーシスに抵抗性を示す。イブロシジン(IB)はCdk7とCdk9を標的とする新規合成Cdk阻害剤のイソ酪酸エステルプロドラッグである。本研究では,TRAILとの併用でIBの亜毒性用量による処理は,TRAIL耐性ヒトH CC細胞における強力な細胞毒性を示すことを示した。IBとTRAILの併用は相乗的にカスパーゼの活性化,汎カスパーゼ阻害剤(zVAD)により阻害された,を介してアポトーシスを誘導することを見出した。Mcl-1およびサバイビンの発現は,IBプラスTRAILにより低下したが,Mcl-1とサバイビンの過剰発現は,共処理により誘導される細胞死を阻害しなかった。さらに,Bcl-xLの過剰発現は,IBとTRAILの共処理により誘導される細胞死を妨害しなかった。興味あることに,併用療法はBaxの切断,アポトーシス誘導時にミトコンドリアに移行したを誘導した。さらに,小干渉RNAによるBaxのダウンレギュレーションは,IBおよびTRAILを用いた同時処理により生じたミトコンドリア膜電位(MMP)の細胞死と損失を効果的に低減した。最後に,カルパイン阻害剤を伴った肝細胞癌細胞の前処理は,BaxとアポトーシスのIBプラスTRAIL誘導開裂を効果的に防いだ。まとめると,著者らの結果は,IBはBaxのカルパイン誘導開裂により仲介されるミトコンドリアシグナル伝達経路を介してTRAILに対してヒトH CC細胞の感受性を増加させ,IBとTRAILの併用処理は,ヒトH CCに対する効果的な治療戦略を提供するかもしれないことを示唆する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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腫ようの実験的治療  ,  細胞生理一般 

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