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J-GLOBAL ID:201802230094328132   整理番号:18A0706009

光励起鉄カルベン錯体のピコ秒失活動力学の時間分解X線散乱による追跡【JST・京大機械翻訳】

Tracking the picosecond deactivation dynamics of a photoexcited iron carbene complex by time-resolved X-ray scattering
著者 (15件):
資料名:
巻:号:ページ: 405-414  発行年: 2018年 
JST資料番号: U7042A  ISSN: 2041-6539  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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近年,太陽エネルギー応用のための新しい鉄中心N-複素環カルベン(NHC)錯体の開発が見られた。典型的な配位子系と比較して,NHC配位子は長寿命の金属-配位子電荷移動(MLCT)状態を有するFe錯体を提供する。この増加した寿命は,金属中心(MC)状態のエネルギー準位を上昇させ,したがってMLCT状態の失活効率を低下させるNHC配位子によって提供される強い配位子場分裂に起因する。現在知られているNHC系の中で,[Fe(btbip)_2]2+(btbip=2,6-ビス(3-tert-ブチル-イミダゾール-1-イリデン)ピリジン)は,数百ピコ秒のスケールで寿命をもつ短寿命MC状態を示すので,ユニークな錯体である。したがって,この錯体は,NHC錯体中の中間体MC状態に及ぼす強い配位子場効果のシンクロトロンからの100psのX線パルスを用いて,詳細な研究を可能にする。ここでは,密度汎関数理論(DFT)により支援された時間分解広角X線散乱(TRWAXS)を用いて,MLCTマニホールドへの励起後のFe-NHC錯体[Fe(btbip)_2]2+における高エネルギーMC状態の分子構造,エネルギー論および寿命を調べた。それを260psの金属中心四重項(~5MC)状態として同定し,DFT結果を検証する励起状態錯体の分子構造を精密化した。溶媒の流体力学的状態に関する情報を用いて,著者らはまた,0.75±0.15eVとしての~5MC状態のエネルギーを初めて決定した。これらの結果は,NHC配位子により引き起こされた配位子場強度の増加により,基底状態から5MC状態への遷移により,金属が異常に大きい値,軸方向で0.29Å,赤道方向で0.21Åまで拡張することを示した。これらの結果は,典型的なFe錯体から新しいNHC化合物への光化学的性質の遷移が,MC状態の不安定化だけでなく,これらの状態の構造的歪みにも現れることを意味している。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【JST・京大機械翻訳】
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分類 (4件):
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分光分析  ,  窒素複素環化合物一般  ,  白金族元素の錯体  ,  鉄の錯体 

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