文献

J-GLOBAL ID：201802230118333375   整理番号：18A2057808

下水処理場の既存施設能力を活用した汚水処理システムの効率化に関する研究

著者 (4件)： 山下洋正 (国土技術政策総合研) ,  重村浩之 (国土技術政策総合研) ,  藤井都弥子 (国土技術政策総合研) ,  松本龍 (国土技術政策総合研)
資料名： 国土技術政策総合研究所資料(Web)  (国総研資料(Web))
号： 1032  ページ： 97-104 (WEB ONLY)  発行年： 2018年05月 
JST資料番号： U1033A  ISSN： 1346-7328  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・下水処理場の既存施設を活用した汚水処理システムの効率化を検討。
・本稿では,1)施設更新時のコスト・エネルギー算定手法の検討,2)し尿・汚泥の受け入れに係る技術的課題,3)施設や地域状況に合わせた効率的な処理システムの評価と整備シナリオ,について紹介。
・1)施設更新時のコスト・エネルギー算定手法の検討:下水道(OD法・標準活性汚泥法)・農業集落排水・し尿汚水処理を対象とし,稼働率と消費電力量の関係の実態調査,稼働率と維持管理費の関係の実態調査を,統計資料とアンケート調査で実施。
・2)し尿・汚泥の受け入れに係る技術的課題:アンケート調査を実施。
・3)施設や地域状況に合わせた効率的な処理システムの評価と整備シナリオ:整備シナリオを「施設規模縮小」「再編」「既存施設活用」の各ケースについて試算・比較し評価。
・その結果,小規模処理区を大規模処理区に接続し小規模を廃止する「再編」が最も効率的で,汚泥処理系を大規模処理区に接続する「既存施設活用」がその次に効率的の結果。

シソーラス用語： *下水処理施設 ,  *設備 ,  *効率化 ,  *更新 ,  稼働率 ,  保全費 ,  問題 ,  戦略 ,  シナリオ
準シソーラス用語： 下水処理場 ,  設置 ,  活用 ,  *汚水処理システム ,  電力量 ,  維持管理費 ,  *技術課題 ,  *整備戦略

分類 (3件)： 下水道工学,廃水処理一般  (SC03010E) ,  下水・廃水処理施設  (SC03020P) ,  経営工学一般  (KA01010C)

引用文献 (4件)：

• 国立社会保障・人口問題研究所 日本の将来推計人口(平成29年推計),2017年4月
• 松本ら(2016) 第53回下水道研究発表会講演集,pp.344-346
• (公社)日本下水道協会 下水道統計(平成15年度版~平成25年度版)
• 国土交通省、農林水塵省、環境省 持続的な汚水処理システム構築に向けた都道府県構想マニュアル,2014年1月

タイトルに関連する用語 (7件)： 下水処理場 ,  施設 ,  能力 ,  活用 ,  汚水処理システム ,  効率化 ,  研究