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J-GLOBAL ID:201802230211790472   整理番号:18A1785557

北日本から採集されたアンドンクラゲ,Carybdea brevipedalia Kishinuye,1891(刺胞動物門:箱虫綱:アンドンクラゲ目:アンドンクラゲ科)の発達

Development of Carybdea brevipedalia Kishinouye, 1891 (Cnidaria: Cubozoa: Carybdeida: Carybdeidae) collected from northern Japan
著者 (4件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 116-128(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: L3253B  ISSN: 1880-8247  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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有毒ハコクラゲ類の種による毒性は公衆衛生への重大な問題であることが知られている。この問題を解明するためには,それらの生態や生活環を理解するだけでなく,ハコクラゲ類の発生を予測することが必要となる。日本におけるハコクラゲ類の普通種であるアンドンクラゲ,Carybdea brevipedalia(箱虫綱:アンドンクラゲ目)の成熟個体を北日本から収集し,ポリプ形成を含む初期生活史を観察した。受精は外部で発生し,胞胚はプラヌラ内で発達した。自由遊泳するプラナラは着底して,2つの形態,すなわち,沈降型とほふく型の小さい初期ポリプに変態した。成体ポリプは15°C以下の温度で,あるいは飼育水の交換時と(または)餌止時にシストを形成した。出芽は4本の触手のポリプで発生し,芽は出芽開始後に放出された。全ポリプのクラゲ1個体への完全変態は,18~25°C(それぞれ18,20,23,25°C)の安定した温度,または20~25°Cに昇温した時に生じた。新しく放出されたクラゲは4本の触手を持っていた。本研究は,アンドンクラゲのポリープが広範囲の水温で生存および繁殖し,発達の特徴がCarybdea marsuialisよりも,むしろミツデリッポウクラゲ(Tripedalia cystophora)やCopula sivickisiなどの数種のtripedaliid類の特徴に類似していることを示した。アンドンクラゲ,ミツデリッポウクラゲ,およびC. sivikisiにおけるポリプのこれらの形態学的な類似性は,最近の遺伝子の実験結果を支持する。しかしながら,今後,アンドンクラゲとC. marsuialisの間の形態学的な矛盾を確認するためには,さらなる研究が必要である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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魚類以外の水産動物  ,  個体群生態学 
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