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J-GLOBAL ID:201802230330352443   整理番号:18A0974443

悪性中皮腫のアスベスト誘発野生型マウスモデルの全エクソーム配列決定【JST・京大機械翻訳】

Whole exome sequencing of an asbestos-induced wild-type murine model of malignant mesothelioma
著者 (12件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 396  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7305A  ISSN: 1471-2407  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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【背景】悪性中皮腫(MM)は,アスベストへの曝露によって引き起こされた胸膜および腹膜空洞の攻撃的癌である。野生型マウスにおけるアスベスト誘導中皮腫は,それらがヒト対応物と表現型的に同一であるため,前臨床モデルとして広く用いられている。しかしながら,これらのマウス腫瘍における遺伝的病変がヒト疾患と類似しているかどうかは知られておらず,遺伝的異常を標的とする新しい前臨床研究の必要条件である。【方法】著者らは,BALB/c,CBAおよびC57BL/6マウス株からの15のアスベスト誘導マウスMM腫瘍細胞株の全エキソソーム配列を実行し,ヒトMMで報告されたものと体細胞突然変異およびコピー数変異を比較した。次に,野生型マウスMM腫瘍の変異景観を調べ,特性化した。定量的RT-PCRを用いて,mRNAにおける重要なMM遺伝子の発現を調べた。【結果】ヒトMM腫瘍を有するステントにおいて,14/15腫瘍における腫瘍抑制剤CDKN2Aのホモ接合性損失を同定した。1つの腫瘍はp16INK4aとp19ARFアイソフォームの両方の最初のエクソンを保持していたが,この腫瘍はMycの遺伝子増幅も含み,mRNAにおけるc-Mycプロトオンコジーンの発現の増加をもたらした。BAP1またはNf2領域のいずれにも染色体損失はなかった。1つの腫瘍は,DNAにおけるTrp53のホモ接合性損失を持っていた。突然変異率は,ヒトMMと比較して,CBAおよびC57BL/6株で発生した腫瘍で類似していた。興味深いことに,全てのBALB/c腫瘍系統は高い変異負荷を示し,宿主系統の既知の変異体表現型と一致した。Wnt,MAPK及びJak-STATシグナル伝達経路は最も一般的に影響される生物学的経路であることが分かった。突然変異とコピー数欠失もHedgehogとHippo経路で起こった。【結論】これらのデータは,野生型マウスモデルにおいて,アスベストがヒトMMと同様の方法で中皮腫を引き起こすことを示唆する。このことは,MMのマウスモデルがヒト疾患の真の同族体を代表し,癌において珍しく,MM腫瘍発生への洞察を提供し,新しい治療戦略に対する探索を支援する価値あるツールであるという考えを支持する。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
分類
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呼吸器の腫よう  ,  臨床腫よう学一般 
引用文献 (54件):
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