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J-GLOBAL ID:201802230480748224   整理番号:18A2143755

リスクの名の下に

In the Name of Risk
著者 (1件):
資料名:
号: 15  ページ: 66-77  発行年: 2018年11月20日 
JST資料番号: L7777A  ISSN: 1347-5843  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ベックやギデンズのような社会理論家が提唱したリスク社会論は,1980年代以降の現代社会を科学技術の巨大化によるグローバルなリスクの出現として特徴付けた。そして,リスク社会を統治するために専門家支配でも民主的多数決でもない専門家と市民社会との公共的な関わり方を可能とする仕組みを構想し,その点で科学技術社会論にも大きな影響を与えた。本稿では,フーコーの言うバイオポリティクス論を援用して,このタイプのリスク社会論を批判的に検討し,現代社会における個人化されたリスクのマネジメントが「方針・説明責任・監査」の三角形による自己統治であることを示した。こうした状況は,リスクそれ自身の変容の結果ではなく,よりよい未来を夢見るユートピア的な構想力の衰退の帰結と考えられる。(著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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経営工学一般 
引用文献 (18件):
  • ベック, U., ギデンズ, A., ラッシュ, S. 1997: 松尾精文,小幡正敏,叶堂隆三訳 『再帰的近代化: 近現代における政治,伝統,美的原理』 而立書房; Beck, U., Giddens, A., Lash, S. Reflexive Modernization: Politics, Tradition and Aesthetics in the Modern Social Order, Polity Press, 1994.
  • ベック, U. 1998: 東廉,伊藤美登里訳 『危険社会: 新しい近代への道』 法政大学出版局; Beck, U. Risikogesellschaft: Auf dem Weg in eine andere Moderne, Suhrkamp Verlag, 1986.
  • ベック, U. 2014: 山本啓訳 『世界リスク社会』 法政大学出版局; Beck, U. World Risk Society, Blackwell Publishers, 1999.
  • ブレヒト, B. 1995: 千田是也訳 『ブレヒト戯曲選集第1巻 母』 白水社; Brecht, B. Die Mutter, Suhrkamp Verlag, 1957.
  • Ewald, F. 1991: ′′Insurance and risk,′′ Burchell, G., Gordon, C., Miller, P., (eds.) The Foucault Effects: Studies in Governmental Rationality, Harvest and Wheatsheaf.
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タイトルに関連する用語 (2件):
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