抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,前橋市の大規模公園が生活質に与える影響について検討した。筆者らは,研究課題として前橋市の敷島公園を選択した。住民にアンケート調査を行い,個人および住宅地域の特性を推定し,分析した。アンケート調査の結果により,敷島公園は,軽い運動のような体力を要する活動よりも緑の精神的有用性が高く評価されていた。敷島公園の近隣住民は,空間形成や衛生状態のような周辺環境に対して高く認められていた。因子分析と共分散構造解析の結果,敷島公園の利用環境が定量的な構造として近隣住民のQOLに影響するという関係を示すことができると考えられた。運動をしない利用は,体力を要する利用よりもむしろ利用環境に強い影響を持つことが分かった。さらに,QOLに及ぼす環境の影響は,敷島公園の活動への影響と同じ値であることが示された。(翻訳著者抄録)