前立腺癌細胞におけるアンドロゲン受容体活性に対するプロポフォールの影響【Powered by NICT】

Tatsumi Kenichiro; Hirotsu Akiko; Daijo Hiroki; Matsuyama Tomonori; Terada Naoki; Tanaka Tomoharu

文献

J-GLOBAL ID：201802230593932696 整理番号：18A0341038

前立腺癌細胞におけるアンドロゲン受容体活性に対するプロポフォールの影響【Powered by NICT】

Effect of propofol on androgen receptor activity in prostate cancer cells

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資料名：
巻： 809 ページ： 242-252 発行年： 2017年
JST資料番号： B0841A ISSN： 0014-2999 CODEN： EJPHAZ 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

アンドロゲン受容体は男性ホルモンにより活性化された核受容体と転写因子である。アンドロゲン受容体活性は前立腺癌の発生と進行において重要な役割を果たす。蓄積された証拠は,オピオイドを含む全身麻酔薬は癌細胞増殖と影響患者の予後に影響を及ぼすことを示唆しているが,前立腺癌におけるアンドロゲン受容体に及ぼすこれらの薬物の効果は明らかではない。本研究の目的は,前立腺癌細胞におけるアンドロゲン受容体活性に及ぼす一般的麻酔薬プロポフォールの影響を調べることであった。ジヒドロテストステロン(DHT)で刺激し,プロポフォールに曝露したアンドロゲン依存性ヒト前立腺癌細胞株(LNCaP)。アンドロゲン受容体標的遺伝子の誘導を,リアルタイム逆転写ポリメラーゼ連鎖反応を用いて調べた,アンドロゲン受容体蛋白質レベルと局在パターンは,免疫ブロッティングおよび免疫蛍光アッセイを用いて分析した。LNCaP細胞の増殖に対するプロポフォールの影響を3-(4,5-ジメチルチアゾール-2-イル)-2,5-ジフェニルテトラゾールイウムブロミド(MTT)アッセイを用いて解析した。プロポフォールは用量および時間依存的にアンドロゲン受容体標的遺伝子のDHT誘導発現を有意に阻害し,免疫ブロッティングおよび免疫蛍光分析は,プロポフォールはアンドロゲン受容体蛋白質の核レベルを抑制することを示した。プロポホールへの24時間暴露が,LNCaP細胞の増殖を抑制したが,4時間の曝露は,有意な影響を及ぼさなかった。まとめると,著者らの結果は,プロポフォールは核アンドロゲン受容体蛋白質レベルを抑制し,LNCaP細胞におけるアンドロゲン受容体転写活性と増殖を阻害することを示す。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

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細胞膜の受容体

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