抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,区画整理事業と連携した地域熱供給の事例について報告した。先ず,沖縄県浦添市では,土地利用の高度開発を図るとともに,持続可能なまちづくりを実現する基本戦略に取り組んでいること,特に,環境価値向上の中心となる分散型エネルギーシステムの導入は,官民連携での資金調達に基づくインフラ整備であり,地域振興の要となること等を報告した。次に,課題への取組み,浦添スマートシティ開発(浦添市まちづくり法人)と浦添分散型エネルギー株式会社について報告した。最後に,分散型エネルギー導入メリットとして,1)温室効果ガス(CO
2)の排出量40~20%削減,2)エネルギーコスト10%削減,3)災害に強いエネルギーシステム,4)参入予定事業者の事業参入・投資の促進,5)駅前大型複合商業施設をはじめ,その他施設の効果により,昼間人口で最大約1.5万人,雇用で約5,000人の創出が見込まれること,これらから分かるように,分散型エネルギーの導入は,持続的なまちづくりにより,浦添市,沖縄県の地域振興を実現すること等を報告した。