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J-GLOBAL ID：201802230721586764   整理番号：18A0115144

マオウ属植物の栽培研究(第4報)草質茎の挿し木法の検討(1)

Studies of Cultivation of Ephedra Plants (part 4). Multiplication of Ephedra plants from herbal stem cuttings

著者 (4件)： 野村行宏 (金沢大 大学院医薬保健学総合研究科 創薬科学専攻 分子生薬学研究室) ,  佐々木陽平 (金沢大 大学院医薬保健学総合研究科 創薬科学専攻 分子生薬学研究室) ,  三宅克典 (東京薬大 薬 薬用植物園) ,  御影雅幸 (東京農大 農)
資料名： 薬用植物研究  (Japanese Journal of Medicinal Resources)
巻： 37  号： 1  ページ： 1-7  発行年： 2015年06月18日 
JST資料番号： F2095A  ISSN： 2434-7353  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マオウ属植物Ephedra sinica Stapfを始めとする株の草質茎を用いた挿し木法を検討した。従来,草質茎を用いた挿し木は困難であるとされてきたが,人工気象器内に,25°C,25,000~30,000ルクス24時間照射の条件下で保管することにより容易に発根した。発根率は80%を超え,ビニールハウス内に保管するよりもはるかに効率がよかった。さらに,挿し木の時期については新梢が伸び切る初夏から晩秋まで可能で,挿し穂は長い必要はなく,10cm程度でも可能であることが明らかになった。一方,発根率には種間差が認められ,また同種間でも個体差があることが明らかになった。(著者抄録)

シソーラス用語： *マオウ属 ,  *挿木 ,  実験室 ,  環境制御装置 ,  *発根 ,  比率 ,  種差 ,  薬用植物 ,  *Ephedra sinica ,  人工気象室 ,  発根率 ,  *裸子植物

分類 (2件)： 薬用植物  (FC03075M) ,  発生,成長,分化  (EH02030U)

引用文献 (6件)：

• 第3報: 野村行宏,佐々木陽平,三宅克典,御影雅幸. マオウ属植物の栽培研究(第3報) シナマオウの株分け及び木質茎の挿し木による種苗生産の検討. 薬用植物研究, 35(2), 10-15 (2013)
• Masayuki Mikage and Nobuko Kakiuchi. The Recent Situation of the Resources of Chinese Crude Drug Ma-huang, Ephedrae Herba. J.Trad.Med., 22 (Supplement 1), 61-69 (2005)
• 第十六改正日本薬局方, 厚生労働省, 2012, p.1589. 『薬用植物 栽培と品質評価』, Part9, 株式会社薬事日報社, 東京, 2000, pp.67-78.
• 藤田早苗之助,栗原孝吾, 衛生試験所報告, 85, 112-114 (1967).
• Emi Hamanaka, Keisuke Ohkubo, Masayuki Mikage and Nobuko Kakiuchi. Molecular genetic characteristics of Nepalese Ephedra plants. J. Jap.Bot., 86, 303-313 (2011).

タイトルに関連する用語 (6件)： マオウ属 ,  植物 ,  栽培 ,  研究 ,  茎 ,  挿し木