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J-GLOBAL ID：201802230769136624   整理番号：18A0637893

ニホンジカの管理を支える捕獲体制とは?モバイルカリングから見える捕獲事業の可能性と課題

著者 (5件)： 上野真由美 (北海道総合研究機構 環境科学研究セ) ,  稲富佳洋 (北海道総合研究機構 環境科学研究セ) ,  宇野裕之 (北海道総合研究機構 環境科学研究セ) ,  明石信廣 (北海道総合研究機構 林試) ,  南野一博 (北海道総合研究機構 林試)
資料名： 森林防疫  (Forest Pests)
巻： 67  号： 2  ページ： 45-53  発行年： 2018年03月25日 
JST資料番号： Z0694A  ISSN： 0288-3740  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・北海道立総合研究機構環境科学センター等は,北海道各地で展開可能なシカの管理捕獲法を目指した誘引狙撃法,モバイルカリングを開発した。
・本稿では,2011~2016年度に北海道で行われたモバイルカリング事業のうち,詳細な情報が得られた6地域を対象として,モバイルカリング1日あたりの目撃数(以下,誘引数)を説明変数,モバイルカリング1日あたりの捕獲数を目的変数とした単回帰分析を行い,捕獲数の違いが誘引数で説明されるかを評価した。
・その結果,モバイルカリングの誘引数が多いほど,捕獲数が多いことを見出した。
・今後の展開(捕獲事業地選びの重要性,いつ・どこで・どのような捕獲を展開するかの作戦を練る「参謀」の存在の重要性)。

シソーラス用語： *ニホンジカ ,  *森林被害 ,  *捕獲 ,  *狩猟 ,  鳥獣害 ,  自動車 ,  銃 ,  管理システム ,  回帰分析 ,  敷地選定 ,  北海道
準シソーラス用語： 説明変数 ,  捕獲数 ,  目的変数

分類 (3件)： 有害動物による植物被害一般  (FC04071D) ,  物理的防除一般  (FC05041D) ,  狩猟  (FG02000L)

引用文献 (25件)：

• 明石信廣・上野真由美・稲富佳洋・宇野裕之・吉田剛司・伊吾田宏正・濱田 革・谷口佳昭・鈴木 匡(2013)モバイルカリング(I)森林管理と連携した効率的エゾシカ捕獲の試み.北方林業 65:12~15
• 畠中寿明(2016)北海道森林管理局におけるエゾシカ対策-捕獲事業の推進とエゾシカ影響調査について-.北方林業 67:93~96
• 北海道環境生活部環境局エゾシカ対策課(2017)平成28(2016)年度エゾシカ個体数指数について. http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/est/index/H28_kotaisuusisuu.pdf,2018.1.11参照
• 北海道環境生活部環境局生物多様性保全課(2018)平成28(2016)年度鳥獣関係統計(北海道版) http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/toukei/H28toukei.pdf,2018.1.11参照
• 北海道森林管理局(2016)平成27年度斜里町真鯉地区エゾシカ捕獲業務(モバイルカリング等)報告書. http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/policy/business/pr/siritoko_wh/attach/pdf/koukakennsyou-8.pdf,2018.1.11参照

タイトルに関連する用語 (4件)： ニホンジカ ,  捕獲 ,  事業 ,  可能性